700万人が使うスキャンアプリ「Scanner Pro」にフォトライブラリーの書類を自動スキャンする新機能

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Scanner-Pro-Radar
フォトライブラリーからスキャンすべき書類を自動検出してくれるScan Radar機能

2009年にリリースされ、今では700万人によって利用されているスキャナーアプリ「Scanner Pro」。カレンダーアプリなど、さまざまな生産性アプリを手掛けるウクライナ拠点の「Readdle」が開発しています。

今回、Scanner Proに大幅アップデートが加わりました。7ヶ月間をかけて、50万点の書類をテストすることで誕生した「Scan Radar」(スキャン・レイダー)の機能です。これは、iPhoneのフォトライブラリーにある書類を自動的に見つけ出し、スキャンしてアプリに取り込んでくれるというもの。

Scanner Pro 6 from Readdle Inc. on Vimeo

ユーザーによるScanner Proの使われ方を分析してみると、アプリの立ち上げは月に2〜3回に留まっていることが判明しました。アプリをさらに改善し、ユーザーのエンゲージメントを高めるにはどうすればいか。これに考えた結果たどり着いたのが、今回リリースしたScan Radar機能です。

「ロック画面からカメラを立ち上げて写真を何枚か撮る。すると、Scanner Pro 6が自動的にそれを見つけ出してスキャンしてくれます。将来的には、「フォトライブラリーにスキャンできそうな写真を見つけました、スキャンしますか?」といったリマインダーの追加も考えています」(Zhadanovさん)

Scanner Proが、経理清算の「Expensify」なんかと連携してくれると、とりえあず撮っておいたレシートを勝手にスキャンしてExpensifyに取り込んでくれて便利かもしれない。こういった方向性も検討中だと言います。

まだスキャンすべき書類の自動探知の精度は100%には及ばないものの、徐々に精度が上がっているとのこと。本日アップデートを迎えた「Scanner Pro 6」は、日本語にも対応しています。

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