声優クラウドソーシングの「VoiceBunny」が日本語版インターフェイスを正式ローンチ

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サンフランシスコ、および、コロンビアのボゴタに拠点を置き、声優クラウドソーシング・サービス「VoiceBunny」を提供する Bunny は24日、日本語版サービスをローンチした。VoiceBunny では世界50言語(方言を含む)のボイスオーバーに対応しているが、注文をするためのインターフェイスは、英語・スペイン語・ドイツ語のみだった。日本語版の開発を率いた CGO (Chief Growth Officer) の Jun Loayza 氏によれば、市場の可能性に応じて、Bunny では今後、フランス語、アラビア語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語のインターフェイスに着手するとしている。

VoiceBunny は世界中にいる10万人の声優にボイスオーバーを発注できるクラウドソーシング・サービス。台本をアップロードして、キャラクタに合いそうな声優をブッキングできる「Search ‘n Book(日本語では、サーチ&ブック機能)」、声優にオーディション機会を提供する「Voice123」、原稿執筆をクラウドソーシングできる「Article Bunny」のほか、オリジナルの動画をアップロードするだけで、背景音を残した状態でセリフを翻訳し、声優がアフレコしてくれるサービスなどを提供している。

昨年の9月には動画制作クラウドソーシングの Crevo(当時、PurpleCow)と提携、高まる日本市場での音声・ナレーション制作需要に呼応する形で、今春から数ヶ月にわたり Bunny のエンジニアリング・チームが渋谷のコワーキング・スペースで日本語版インターフェイスを開発、今回のローンチに至った。

VoiceBunny は、日本国外ではミュージックビデオや映画のトレーラー、プロダクト紹介ビデオのナレーションなどに利用されている。Crevo はもとより、Shakr(日本では「Yahoo! ビデオクリエイター」として運営)や MotionElements など日本市場に続々と上陸する動画関連サービスと連携することで、新たなボイスオーバー需要を掘り起こしていくことが期待される。

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東京で VoiceBunny 日本語版を開発する Bunny のチーム。最右が Bunny CGO の Jun Loayza 氏。

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