人工知能がビールを作るとどういう味になるのか?

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<ピックアップ> Startup Sells First Beer Brewed Via AI

人工知能の話題を持ち出すと21世紀感がこう、ぐっと増してくるのは私がある一定の年代(というか昭和)だからでしょうか。

囲碁で人間に勝ったAlpha Goのような極めて高度なR&Dからトイレットペーパーを買ってきてくれる人工知能アシスタントまで、2016年のAIに関する話題は大変豊富です。

そしてここにまた一つ、新しい可能性を感じさせてくれる話題が届きました。今度はビールを作ってくれる人工知能です。

ロンドン拠点のスタートアップ、IntelligentXは英国の伝統的なエールビールなどを製造販売しているのですが、そのレシピ作りに人工知能を活用しているそうです。

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IBMのWatsonをベースにしたシステムを導入していて、ユーザーがビールを飲んだ感想をFacebookメッセンジャーのチャットボット経由で伝えてあげると、その内容を次の製造レシピに反映させてくれるというもの。

つまり、毎回微妙にユーザーの意見を反映させたユニークなビールができるわけで、非常に斬新なアイデアではないでしょうか。個人的な予想では、そこまで大きな味の変化はないものの、例えば今回の英国EU離脱のような大きなトレンドの変化が味に対してどのように影響するのかは非常に興味が湧きます。

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農作物の豊作・不作がワインなどの味に影響があるのはよく知られたことですが、人間の味覚が自動的にフィードバックされる世界というのは未知です。

ハフポの記事にもありましたが、これは別にビールに限ったアイデアではありません。チョコレートや香水のような日常に使え、かつ嗜好品に近いものであれば、転用が効きそうです。

via Huffingtonpost

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