食品に含まれる肉眼では見えない殺虫剤や農薬を探知するデバイス「Inspecto」

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アメリカ疾病予防管理センターが2015年に発表したところによると、人間の体内には常に平均29種類以上の農薬が存在するのだという。

イスラエルのスタートアップ「Inspecto」は、食材に含まれる目には見えない農薬を探知するポータブルスキャナーを開発している。デバイスで探知してわかった情報は、連携アプリで確認できる仕組みだ。

オーガニックの商品にだけ絞って購入していれば、本来農薬は見つからないはずだが、Inspectoがあれば本当に無農薬なのかを把握できる。

Inspectoは消費者向けへの販売も予定しているが、食品製造メーカーや小売などに対しても、食品の安全性を高めるために販売していく予定だという。

同スタートアップは、国連欧州経済委員会主催の「Ideas4Change Awards 2017」で勝者に選ばれた。

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