音楽ストリーミングサービス「Spotify」がイタリア、ポルトガル、ポーランドでローンチ。次はいよいよアジアか?

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【原文】

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Spotifyが先日、イタリア、ポルトガル、ポーランドでローンチした。今後数か月のうちに、遂にアジアでもローンチされるのだろうか?

上記の3か国でSpotifyがローンチされ、2008年以降に同サービスがローンチされた国の数は合計で20か国になった。世界180か国以上でサービスを展開するDeezerのようなサービスと比較するとその数は多くないが、Spotifyが各国でローンチされるときにはメディアの大きな注目が集まる。

同社の指揮を執る人物はアジアの業界では有名人だ。Spotifyが1年半前に起用したSriram Krishnan氏は、アジア地域の新たな市場で同サービスをローンチする任務を任されている。Spotifyは最近、シンガポールと香港で人材を募集していることも発表した。

シンガポールと香港で募集しているポジションは広告販売関連で、同社が広告経由で将来のユーザからマネタイズを始める準備をしていることがうかがえる。Spotifyがアジアに上陸するまであまり長く時間がかからなければいいのだが。

音楽業界の人もアジア地域にSpotifyがローンチされることを切望している。Spotifyは世界のレコード会社にとっては2番目に大きな収入源となっていると言われており、CEOのDaniel Ek氏は最近、同社が今年だけで5億米ドルものお金をライセンス所有者に支払うという計画に関するコメントをしている

Deezerはサービスを新規市場で素早くローンチしていき、最近ではフリーミアムの広告付きサービスを提供するという戦略の変更を行っているが、Spotifyはアジア市場、特に東南アジア市場をよりしっかりと掴んで対応していくことができるのだろうか?

【via e27】 @E27sg

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