ベンチャー投資や起業支援プログラムの提供を行うNTTドコモの子会社、「NTTドコモ・ベンチャーズ (※1)」のコワーキングスペースとイベントスペースを兼ね備えた新オフィスが完成し、その発表会が本日開催された。
今年2月に、NTTドコモはスタートアップとの連携強化に向けた取組みとしてインキュベーションプログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」をスタートさせている。
同プログラムには124のサービスが応募。4月に第一期となるEaseeatやPairyなど6つのスタートアップが支援先として選ばれた。200万円開発助成金の他、コワーキングスペースやメンタリングなどの支援メニューが実施されることになっていた。今回オープンしたコワーキングスペースは、第一期のスタートアップたちが利用することになる。
「ドコモ・イノベーションビレッジ」に参加しているスタートアップたちは、発表でのパネルディスカッションにおいて同プログラムへの応募を決めた理由として、Evernoteへの投資の成功事例があること、出口戦略としてのドコモとの協業などを挙げていた。

5月からスタートしたプログラムをこれまで受けてみての感想については、メンターによるメンタリングを受けて勉強になるといった意見や、ドコモが抱えるネットワークから企業の紹介を受け、提携先の模索やヒアリングなどを行なっていること、アプリ開発におけるノウハウなどが助かっているといった意見等があった。
入居しているスタートアップたちは毎週火曜日に報告会があり、最低週一程度はこのオフィスに来ているという。その際、メンターによるメンタリングも受けているそうだ。メンタリングはチームに固定のメンターがつくというより、様々なメンターが代わる代わるメンタリングを実施するほか、講演なども開催していく。
これら6つの支援チームは、今後も継続して支援を受け、9月26日(木)に開催されるデモデイで支援結果を発表することになる。スタートアップたちは、デモデイに向けて残りのプログラム期間に対する意気込みを語っていた。
※1 2013年7月1日に「ドコモ・イノベーションベンチャーズ」から社名を変更した。
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