エンプロイヤーブランディングにもなるベンチャーに特化した求人メディア「エアインターン」がリリース

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airintern

スタートアップは常に人手が不足している。

一方で、大手の企業などと比較して、会社の知名度もまだ高くはなく、求人に苦労しているという話も後を絶たない。こうした悩みを抱えるスタートアップに朗報となるかもしれない求人サイトが本日ローンチした。

サイトの名前は、「AirIntern(エアインターン)」。人材系ビジネスを実施してきたヒューマンダインが手がける新しいサービスだ。この名前を聞いて、インターンに特化したサイトだと思われる方もいるかもしれないが、そうではない。海外では「The Muse」のようなサービスが近い。

AirInternには、求人情報を載せたい会社の説明、その会社での働き方のカルチャー、働いている人々の声、そして求人情報などが掲載される。従来の求人サイトと比較して、コンテンツはリッチなものが多くなっており、質の高い写真でオフィスの様子を伝え、会社で働いている人のインタビュー映像なども閲覧できるようになっている。以下は本誌でも取材したことがある「LISTOR(リストア)」を運営するWhyteboardの碇氏のインタビュー。

こうした会社のメンバーへのインタビューは、役員、採用担当者、もしくは広報の人に事前にヒアリングした内容を取材し、「会社の好きなところ」や「働いている感想」などをヒアリングしているという。同社は、ヒアリングとインタビューでうまく会社のカルチャーを引き出せるようにし、それを映像などのリッチなコンテンツで伝えることに注力し、差別化を図りたいと考えている。

同社はスタートアップの取材を効率よく進められるようにするために、カメラマン、ライターなどをリスト化し、クラウドで対応できるようにする予定だという。AirBnBがカメラマンをリスト化し、クオリティの高い空き物件情報を効率よく増やしていることのオフィス版だと考えられるかもしれない。

エンプロイヤーブランディング

クラウドワークスの求人の様子。
クラウドワークスの求人の様子。

AirInternは、「エンプロイヤーブランディング」を意識して作られている。エンプロイヤーブランディングとは、「働く場としての企業の魅力度を求職者に対して発信する」という、コーポレートブランディングの一部を担うものだ。

多くの企業のように、優秀人材を獲得活用していくために、いかに自社が魅力的であるのかを発信する必要があるのはスタートアップも同様だ。AirInternは、同サイト上に求人情報を出していることが企業のブランディングになるようなサイトを目指しているという。

現在、AirInternは、掲載するコンテンツの制作料と月額の掲載料金でのマネタイズを考えている。露出と送客数を重視しており、課金が行われるのは会社単位で募集する職種の数は自由に設定できる。

つまり、求人が必要なときだけ料金を支払って求人情報を掲載するのではなく、月額料金を支払い、求人したくなったときはいつでも求人情報をAirIntern上に追加できる、コーポレートサイトによくある「求人」ページを、AirInternにアウトソースするようなイメージに近く、それがエンプロイヤーブランディングにつながるようなサイトをAirInternは目指している。

AirInternは、来年の3月までにユーザ側のプロフィールページ機能を追加することも予定している。これにより、ユーザは気になった会社の求人情報のアップデートを知ることができるようになり、会社とのコミュニケーションすることも可能になる。

これには求職者の客溜まりを作る狙いがある。現在、一度転職すると次に転職を考えるまで転職につながるような活動はしないことが普通だ。だが、AirInternでは転職活動が断続的なものになることがないように、求職者には自分が気になる会社の情報が伝わるように、企業側には良い人材がチェックしやすいようにしたいと考えている。これは海外ではLinkedinが担っているような役割だ。

ヒューマンダイン代表の蛯谷 太一氏は、

もっと人々の仕事の選択肢を増やすことができたらと考えています。特にベンチャーのようなスケールの大きい世界に、成長している産業に飛び込める人は飛び込んだほうがいい。選択肢が増え、実際に挑戦する人がさらに増えていくことで、いずれベンチャーで働くという選択肢が、逃げではなく、主流なものになるようにしていきたいと思います。

と語ってくれた。AirInternは来年の3月に100社以上の掲載数を突破することを目指す。

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