インドネシアで2つの医療問題の解決に挑む「Pilih Dokter」

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インターネットのおかげで医療を含むビジネス業界のあり方が変わりつつある中、Pilih Dokter(インドネシア語で「医者を選ぶ」という意味)は医療業界の改善を目指している。同社は経験豊かな人々によって共同創業された。シリコンバレーでエンジニアとして働き、Bank of Americaのアシスタントバイスプレジデントも務めたIrwan Hartanto氏、Mayapada 病院のディレクターGrace Tahil氏、コンビニエンスストアBao Bao Expressを経営するRonald Kumalaptra氏だ。

Pilih Dokter はどうやって医療産業を変えていくつもりなのだろうか? Hartanto 氏は、主に医療分野における2つの問題に対して解決策を提案していきたいという。それは、地元の医師たちが地域にあまり知られていないこと、そしてインドネシアで医療に関する情報が不足していることである。前者の問題に関して、彼によればインドネシアには約15万人の医師がいるにもかかわらず、有名になって患者から問い合わせしてもらえるのはわずか数百人ほどであるという。残りの14万9000人の医師たちはどうすればよいのだろうか?

この問題を解決するため、Pilih Dokter は医師にデータベースを提供したい考えだ。このデータベースはユーザ作成型なので、Pilih Dokterのチームは医師ら一人一人にこのサービスに登録するよう求めている。このデータベースでは医師は医療ブログを書くことができ、またユーザから推薦を受けることもできる。これで医師達は世間に対する露出を高めることができるだろう。現在のところ登録している医師はまだ1000人にも満たない。

医療に関する情報が不足しているという問題に関してHartanto氏は、インドネシアではインドネシア語で読める十分な医学情報がまだ不足していると考えている。そのため、例えばエビとビタミンCを同時に摂取したら死ぬことがある、といった多くのばかげた噂が広まったりしているのだ。本当かどうか確かめられる信頼性のある医学情報源が存在していないからだ。

さらに、インドネシアには患者が必要としない手術を勧め、簡単に金稼ぎをしようとする医者もいる。信頼できる正確な医療情報源があれば、患者はより正しい情報に基づいて、自分の健康に関する判断を下すことができるだろう。

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Pilih Dokter は次のような機能を通してこれらの問題の解決に取り組もうとしている。医師の医療ブログ、Pilih Dokter 独自のニュース記事、そして健康診断だ。健康診断機能は素晴らしい。自分の健康状態をオンラインでチェックすることができるのだ。まず、診断したい身体の部位を画面から選び、さらにその部位に関するより詳細な質問や症状などに答えていく。これはWebMD、つまり3Dマネキンによく似ている(上のスクリーンショット)。

最後に、得られた診断結果のうち、どれが自分の状態に最も合っているか選ぶことができる。するとPilih Dokterは、一般的な原因や症状、処置方法の提案などの詳細な情報をユーザに提供してくれる。この機能の一部として、Pilih Dokter はその症状に適したマルチビタミンのほか、適任の医師も推薦してくれる。マルチビタミンをユーザに販売しているのはもちろんPilih Dokter だ。

Pilih Dokterは12月11日にローンチされ、今はまだベータ版だ。10人のスタッフで運営されており、チームはまだマネタイズを視野に入れていない。Hartanto氏は「将来的には広告収入や求人募集の掲載などのマネタイズ案も検討しています。」と語った。

インドネシアの医療業界では、TanyaDokTipsDokterAibilitiesMeetDoctor などが競合に挙げられる。

【原文】

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