
今年5月、メガネチェーンのJINSがウェアラブルデバイス「JINS MEME」を発表した。Google Glassとはまた違うコンセプトで開発されたスマートグラスは注目を集め、大きな話題となった。
メーカー以外にもメガネチェーンが開発したということでも注目を集めたプロダクトだが、JINS以外に三城ホールディングスもメガネ型の情報端末「「FUN’IKI(雰囲気メガネ)」を開発している。
「雰囲気メガネ」とは
「雰囲気メガネ」では、歩行中や打合せ、PCの作業時に、フルカラーLEDライトの点滅と小型スピーカーからのサウンドによって、周囲に気付かれることなく電話の着信やメールの受信、スケジュールやタイマーなどのさまざまな情報を把握することができるようになっているという。
フレームに内蔵されたフルカラーLEDでレンズ全体が光る。リチウムイオンバッテリーを内蔵していて、USB接続で充電が可能。光と音の設定はスマホアプリからユーザー自身でカスタマイズ可能だ。
Makuakeで資金調達を開始
「雰囲気メガネ」は、2014年2月にバルセロナのモバイル・ワールド・コングレス(MWC)で発表された。本日、初回特別生産分を特別価格で提供することを目的としたクラウドファンディングプロジェクトがMakuakeで立ち上がった。
バルセロナで発表されたプロトタイプより一回り小さく軽くなり、置き忘れ防止や音楽に同期する機能が増え、より使いやすくブラシュアップされているという。目標金額は300万円。スタートから数時間で60万円近くを集めている。
以下はプロジェクトの紹介映像だ。
http://youtu.be/QFPcOMUQ_24
メディアの注目を集めたプロダクトがクラウドファンディングで資金調達を実施することで、プロダクト開発や量産のためにクラウドファンディングを活用するという手法が日本でも普及する可能性が高まるのではないだろうか。少しずつこうしたプロジェクトが増えていくと、日本のハードウェアも盛り上がりそうだ。
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