空飛ぶバイク「Hoverbike」の1/3スケールモデルがKickstarterで資金調達中

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Hoverbike
イギリスのMalloy Aeronautics社は、ヘリコプターのように空を飛ぶバイク「Hoverbike」という乗り物を開発している。

今回、Kickstarterにて、出資者にHoverbikeの1/3スケールモデルのドローンを提供するキャンペーンを開始した。

Hoverbike

Hoverbikeは、ヘリコプターとオートバイを組み合わせたような乗り物で、完成すれば、世界初の空飛ぶバイクとなる可能性がある。現在、人を乗せて飛行できるプロトタイプの作成中で、数ヶ月以内にテスト飛行を行う予定だという。

Hoverbike
今回提供される3分の1スケールのHoverbikeのサイズは、重さ2.2kg、長さ1155mm、幅590mm、高さ160mm。4つのプロペラで飛行する。

Hoverbike

2つに折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことも可能だ。テスト時の最高速度は20m/sで、有人飛行はできないが「Cyborg Buster」という人型のアクセサリを乗せて飛行することができる。

Hoverbike

このCyborg Busterは、人間の1/3ほどの大きさで、3DプリンターでプリントできるCADモデルで、頭部にGoPro製のカメラを搭載することが可能なアクセサリだ。

開発者のChris Malloy氏によれば、この1/3サイズのドローン、元々はフルスケールのHoverbikeのコンセプト実証のためにつくられたモデルであった。しかし、テスト時に、この1/3モデルがドローンとしてすばらしい機能を持っていると判明、フルスケールモデルの開発資金を集めるために販売しようと考えたという。

Kickstarterにて公開されている動画には、ドローンが氷を運搬したり、ジュースを客の手元に運んだりする場面もある。

Kickstarterでのキャンペーンは2014年9月1日までだが、執筆時点ですでに目標の30,000ユーロを超える約38,000ユーロを集めている。

すぐに飛ばすことのできる1/3スケールのドローン1セットは715ユーロ、バッテリーやコントローラー等が付属しないべアボーンキット1セットは595ユーロから手に入れることができる。イギリス国外への発送は別途15ユーロの送料が必要、発送は2014年11月が予定されている。

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