
このほど、クラウドファウンディングサイトのKickstarterにプロジェクターやカメラなどを搭載した「KEECKER」というプロダクトが登場、人気を集めている。目標の10万ドルを早々に達成、現時点で25万ドルあまりを調達している。
この「KEEKCER」を開発しているのは、米カリフォルニア州の同名のスタートアップKEECKER。元GoogleでプロダクトマネージャーであるPierre Lebeau氏が立ち上げたスタートアップだ。同プロダクトで世界初の「HomePod」をつくることを目指しているという。
本体の高さ40cm、幅28cmで重量が約12kg。プロジェクター、360度撮影できるビデオカメラ、3Dサラウンドスピーカーなどを搭載していて、室内を動き回るための車輪もついている。
操作については、KEECKERと連携させたスマートフォンアプリ(iOS/Android)から操作をして、室内を動きまわったりその他動作を行う。
プロジェクターは、壁や天井などの場所にスマートフォンから動画、Webサイト、レシピなど好きな映像を投影することができる。KEECKER自体もAndroid(Android4.3)で制御されているため、GooglePlayから好きなアプリケーションをインストールしてプレイすることも可能だという。
サラウンドスピーカーも搭載しているので別途スピーカーを接続する必要はない。自宅の好きな場所で映画の上映会をしたり、庭に呼び出してパーティのBGMを担当させたりと使い方は広がりそうだ。
さらに、KEECKERはセキュリティ面の機能も搭載されている。
自宅にいなくても、KEECKERのカメラをスマートフォンアプリから、遠隔操作して、家の内部をモニターすることができる。
また、超音波、ジャイロスコープ、光センサーなど各種センサーを搭載し、自宅の急激な温度変化(火災)や侵入者を検知すると、通知する機能もあるようだ。
バッテリーについては、フル充電で数日間は駆動するようだが、充電については気にする必要は少なそうだ。バッテリーが少なくなってくると、自動で充電台へ戻って充電を開始するという。
このKEECKER、現在、引き続きKickstarterにて出資を受付中だ。製品化された際の予価は4,990ドルとされているが、1990ドル以上の出資でプレオーダー可能となる。発送は、2015年4月が予定されているとのことだ。
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