Alibaba(阿里巴巴)は本日、オーストラリアの販売店が中国の顧客に商品を販売できるようなチャネルとして、中国最大のオンライン決済システムAlipay(支付宝)とオンラインマーケットプレイスTaobao(淘宝)を正式にローンチしたと発表した。
Taobaoのオーストラリアチャネルは食品と農産物輸入品の販売にフォーカスされる予定だ。「食の安全に対する関心が高まり、可処分所得が増えるにつれて、中国の消費者は国外から健康で安全な食品や飲料を購入したいと思うようになっています」とプレスリリースはその意図を伝えている。これらの製品はメルボルンを拠点とするZoyu Digitalから調達される。
Alibabaによると、AlipayオーストラリアはPaybangというジョイントベンチャーのパートナー企業と協力して、「引き続き、中国で急増する消費者をターゲットに定め、両国間のクロスボーダー取引を促進している地元企業のために努力していく」という。
中国とオーストラリアは今週初め、何十億ドルもの経済効果のある自由貿易協定に調印した。これにより中国本土に輸出されるオーストラリア農産物の関税が撤廃される。ただし、この協定は2015年まで発効することはない。
メディアのレポートの内容とは対照的に、Alibabaはオーストラリア消費者が買い物できるようローカライズされたTaobaoやAlipayのローンチについては言及しなかった。ただAlibabaによると、同社はオーストラリア郵便公社と協力してAlipay購入カードを4,400の郵便局で販売する予定のため、オーストラリア消費者はTmall(天猫)やTaobaoで商品の購入ができる。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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