経産省、海外の特許文献の検索システムの試行版をスタート

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Image by opensource.com on Flickr
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<ピックアップ>中国・韓国語の特許文献を日本語で検索可能なシステムの試行版が利用可能になります(METI/経済産業省)

近年の中国や韓国といったアジアのスタートアップの盛り上がりなどと同時に、特許といった技術開発の分野の盛り上がりをみせています。世界の特許文献においても、中国や韓国を始めとする、日本語以外の言語の外国特許文献の割合も増えているとのこと。

企業の研究開発においても、そうした海外の特許文献を検索できる環境の整備が、急ピッチで求められています。そこで、中国・韓国語の特許文献を日本語翻訳し、検索できるシステムを経産省がスタート。2015年1月に稼働する予定で現在進められています。

これにより、中国特許出願公開公報、中国特許公報、中国実用新案登録公報、韓国特許出願公開公報、韓国特許公報、韓国実用新案公開公報、韓国実用新案登録公報といった情報を、一般の人も利用することができるとしています。

また、11月13日には開発工程の一環としてシステムの本格稼働に先立ち、試行版の提供も開始するとのこと。実際にサービスに触れて、改善ポイントなどをフィードバックしてみるといいかもしれません。あわせて、グローバル展開を考えているスタートアップたちにとっても、海外の特許状況を知ることも、ひとつの戦略として位置づけることもできます。ぜひ、こうしたサービスを利用してみるといいかもしれません。

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