Alibaba(阿里巴巴)が完全子会社化した中国のマッピングカンパニーAutoNavi(高徳)は、地図ベースでTaobao(淘宝)マーケットプレイスを構築する考えを一端保留し、ビジネス向けソリューションに方向転換する決断を下した。新たにAlibabaのロケーションベースサービス(LBS)部門を率いるYu Yongfu(俞永福)氏は、先日行われたイベントで、AutoNaviはユーザ向けアプリケーションからテクニカルソリューション開発にシフトしたと語った。
AutoNaviは先月、Alibabaの年次デベロッパー会議でモバイルアプリケーションがAmap(高徳地図)やその他のロケーションベース機能に組み込めるようになる構想「スマートLBS」を発表した(AmapはAutoNaviのデジタルマップ製品)。
HTML5ジオロケーションAPIは、サードパーティのアプリケーションが、マーカーや行き方、あるいはロケーションベースの検索を追加するなど(下記画像参照)組み込まれたマップをカスタマイズできるようにするためにリリースされた。これは、WeChat(微信)公式アカウントシステムやAlipay(支付宝)のService Windowプラットフォーム上に構築されるウェブベースのアプリケーション向けだ。
AutoNaviは、スマートハードウェアのトレンドにおけるチャンスを逃したくないと考えている。同社はハードウェア製品がポジショニング、マップ、ナビゲーション、ロケーションをベースとする検索サービスを提供できるようSDKをリリースした。Qihoo(奇虎)360の子供トラッキング用ブレスレットやGhostドローンは、このソリューションを採用している。
全てのサービスは無料だ。Yu氏は前述のイベントにて、3年以内にこのソリューションをマネタイズすることはないと述べた。
Tencent(騰訊)はNavInfo(四維図新)の株式を取得している。
【via Technode】 @technodechina
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