ECサイトと消費者を繋ぐ:1,200超のブランドが参加する雑誌風ショッピング情報まとめアプリ「People & Store」

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ショッピング情報まとめ読みアプリ「People & Store」

様々なECサイトの情報を雑誌風に読める ショッピング情報まとめ読みツール「People & Store(ピープル&ストア)」。今年2月に先行してリリースされたiPadアプリに加えて、6月にはiPhoneアプリを追加。その後、Webブラウザ版もリリースし、12月頭時点のユーザー数は10万人、参加するストア(ブランド)の数は1,200店を超えています。主なユーザーは、30代の男女です。

People & Store はECサイトのための集客ツール

美しい写真を全面に出したキュレーション系のサービスには、「Fancy」、「Sumally」、「Origami」などが存在します。People & Storeを運営するのは、ECサイトへのコンサルティングサービスを提供して10年が経つネットコンシェルジェ。同社の篠原さんは、People & Storeは「ECサイトに集客するためのツール」だと明言します。

「様々なECサイトとお付き合いする中で、集客や、既存顧客とのコミュニケーションを課題に感じているサイトが多いことを感じていました。昔なら、メールマガジンを配信してサイトに誘導できていたものも、今ではGmailなどフリーメールを使う人が増えて、そもそもメールが受信箱に届かないケースも増えています。そんなECサイトが抱える課題を解決するようなツールを開発しようと考えました」(篠原)

参加する1,200店舗の中で最も多いのは、ファッション系のブランド。他にも、家具、生活雑貨、グルメなど扱うのは多ジャンルで、また、BASEやSTORES.jpなどの個人店舗から、大手ECサイトまで出店ストアの規模も様々です。あくまでECサイトへの集客ツールであるPeople & Storeでは、全ての商品が必ず元のサイトの商品ページにリンク。ストアを持つ費用は一切発生せず、多いサイトだと、既に3万ほどのトラフィックを送客できているそう。

ユーザー好みに進化していくPeople & Store

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People & Store で、ユーザーは商品情報を雑誌のように閲覧するだけでなく、公式ユーザーやストアをフォローしたり、気になるアイテムをクリップ保存することができます。また、クリップ保存しているアイテムに応じて、各ユーザーの趣味趣向を学習し、タイムラインに流れるアイテムが自分好みのものになっていくのだと言います。

「アマゾンや楽天でキーワード検索をすると、誰にも同じ結果が返って来ます。でも、People & Storeの場合は、人やユーザーのフォローと商品クリップから生成される嗜好データをもとに、人それぞれに異なる商品を提案する仕組みになっています。検 索というより未知の商品との遭遇を提供するサービスです」(篠原)

今後は、独自コンテンツの発信にも力を入れていく予定ですが、既に公式ユーザーには、藤原ヒロシさん(音楽プロデューサー)、滝沢伸介さん(NEIGHBORHOODデザイナー)、滝沢眞規子さん(VERY専属モデル)、イルマリさん(RIP SLYME)などが参加しており、憧れの人が選んだアイテムをチェックすることもできます。現在、会員登録しているユーザーによる1日の商品閲覧数は20万点を超えています。

ユーザーは、買える場所が増えたとは感じていない

楽天やアマゾンなどのメジャーどころはもちろんのこと、今では個人でも簡単にネットショップが開設できるようになり、買える場所が溢れてる。これに対して、ネットコンシェルジェの小尾さんはこう話します。

「ネットショップを始めるハードルは下がったことで、国内のネットショップの数は50万店、2年前の2倍以上となっています。でも、一般消費者からすると、買える場所が増えたとは感じていないようです。なぜなら、ネットショップがこんなに増えていることを、そもそも消費者は知らないからです。知らないネットショップは信用できないため、買いません」(小尾)

という負のスパイラルで、未だに片手で数えられるほどの大型オンラインモールしか利用されず、お店と消費者のマッチングが進んでいない状態。People & Storeでは、既に国内外のデザイナーズ家具を販売する「Rigna」に、1週間で1万人以上を送客。お店の認知度や信頼性の向上に早くも貢献しています。

現在は完全に無料で提供していますが、今後、購入傾向などのデータを活用して、プラスアルファのマーケティングを行うことを検討しているそう。また、将来的にはインフルエンサーとストアを繋げるような取り組みも予定しており、中小規模のお店にとって強い見方になってくれるかもしれません。

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