インドのEコマース巨人 Flipkart にとって、今年は忙しい一年だった。このバンガロールの企業は、5月に2.1億ドルを調達、7月に10億ドルを調達、そして現在、7億ドルの調達をクローズしようとしている。
今回の調達ラウンドには、直近のラウンドに参加した既存株主である DST Global、GIC、ICONIQ Capital、Tiger Global に加え、Baillie Gifford、Greenoaks Capital、Steadview Capital、T. Rowe Price Associates、Qatar Investment Authority が参加した。
インドの Amazon の異名をもつ同社は、今回のラウンドを通じて、これまでに総額25億ドルを調達したことになる。同社は Amazon の元社員である Sachin Bansal と Binny Bansa によって2007年に創業した。
公式ステートメントで、今回の調達について、同社は次のようにコメントしている。
これまでの調達と同じく、今回の調達はインドにおける長期的な戦略投資を見据えたもので、我々は世界クラスの技術を構築し、最高の顧客体験を提供していく。
同社はシンガポールに登記されており、シンガポールの会計企業規制庁(ACRA)に対し、上場企業に昇格するための手続を完了している。これは株主が50を超えるすべての企業に対し、手続が義務化されているものだ。
もっとも、Flipkart がIPOするとの結論にはまだ急ぐべきではない。Flipkart が次のようなコメントを発表しているからだ。
今回の届け出はシンガポールの法律に乗ったものであって近いうちにIPOがあるとか、シンガポールやその他の地域で、その準備をしていることを意味するものではない。
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