インドEコマース2位のSnapdeal、同業首位のFlipkartやAmazon Indiaとの合併を模索か【現地メディア報道】

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Image credit: Snapdeal

インドのメディア VCCircle の報告は、同国 2位の E コマース企業 Snapdeal が、同じく最大プレーヤーである FlipkartAmazon India と合併に向けての予備交渉に入ったと、この進展に詳しい複数の消息筋の発言を引用する形で伝えている。

消息筋によれば、Snapdeal の共同創業者である Kunal Bahl 氏が、Flipkart 最大の投資家 Tiger Global のトップエグゼクティブと会い、合併について話しあったのだという。報告によれば、交渉はまだ初期段階にあり、調整段階には達していない。しかしながら、Snapdeal のスポークスマンは、この話にはは根拠がなく、推測に過ぎないとしている。Tiger Global のスポークスマンは、VCCircle へのコメントを避けた。

この報告によれば、Snapdeal が主要な競合に連絡を取っている動きは、同社にとっての最大の投資家であるソフトバンクとの関係があるようだ。Snapdeal は今後12ヶ月以上事業を続けられるだけの資金を保持しているが、ソフトバンクが今後さらに Snapdeal に投資を増やす可能性は低く、これは Snapdeal にとって、ビジネスを前進させられなくなることを意味する。

これは最近あった、ソフトバンクの経営陣の交代劇に関係している。Snapdeal への出資の調整役だった、ソフトバンクの VP で COO(当時)の Nikesh Arora 氏は、ソフトバンクで投資部門の責任者に在任中、投資の結果が振るわなかったことや、疑問を呈する取引があったとして、ソフトバンクの投資家らから調査を求められ、その後辞任した

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インドの業界団体 IAMAI(Internet And Mobile Association of India)と市場調査会社 IMRB によれば、同国の E コマース市場は、今年12月までに約21兆ルピー(約31.5兆円)に達するとみられている。このうちアパレルやフットウェア関連の売上は、年末までに約7.3兆インドルピー(約10.8兆円)に達する見通しだ。

投資家からの圧力

Eコマースはインドで好況にあり、大幅な値引競争や顧客獲得コストが E コマース企業に大きな影響を与えている。どの企業も市場シェアを獲得することには躍起だが、黒字化しそうな企業は一社も存在しない。悲観的な資金調達環境の中で、これらの企業は、バーンレートを下げ、値引きを減らし、コアビジネスに注力すべきとする投資家からの圧力の中にある。値引競争してきた Flipkart や Snapdeal のような企業は、長期にわたってこの方針を貫けることはなく、戦略の再考を迫られている。

Flipkart にとって小規模投資家にあたる Moegan Stanley は数ヶ月前、Flipkart 株式の持分を15.5%の94億ドルにまで下げた。最近では、中国の Alibaba が、オンラインマーケットプレイスの ShopClues を買収し、インドの主要モバイルコマース企業 Paytm と経営統合させる話し合いに入った、と現地紙の The Times of India が伝えている。Alibaba は、Snapdeal と Paytm の両社に投資している。

顧客の視点からすれば、これらの買収が実現すれば、勝者はインドのEコマース業界を寡占化することになり、値段にうるさいインドの消費者は金欠に苦しむことになるだろう。

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【via e27】 @E27co

【原文】

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