インターネット世界の爆発的成長、そしてバーチャル・リアリティは現実を超える(パート1)

子供が最初の一歩を踏み出した時、1985年当時のマーク・ザッカーバーグ氏の両親は多くの人たちがそうしたように、そのことを書き留めておいた。ザッカーバーグ氏の妹は、彼女の子供が第一歩を踏み出した時、モバイルフォンを使って同じように書き留めた。

そしてそれから1年後、ザッカーバーグ氏の娘がその一歩を踏み出した時、Facebookの創業者はバーチャル・リアリティにも利用可能な360度カメラを使って「時は来た」と語った。

赤ん坊の第一歩とバーチャル・リアリティ。このマーケットを表現するのにもっとも相応しい方法だ。

著述家であり投資家のYuri Papadin氏は、最近のブログポストでこのように書いている。「テクノロジーのライフサイクルの中でその冒頭のステージにやってきている。ここでの最初の利用者は革新者でもある」。

しかし間違ってはいけない。消費者は最終的にこの場所にぞろぞろと姿を現すことになるのだ。

その理由を理解してみよう。あまり注視されてこなかった二つの出来事に注目させて欲しい。それはすなわち歴史的なデータパターンと、増加するオンラインコミュニケーションだ。これらが重なると、バーチャルリアリティの市場が最終的にどのようになるのか、指し示してくれることになる。そしてここに近い時期の投資が長期的には大きな配当をもたらすことになるだろう。

幾つかの数字を語ろう

未来を予言するために歴史を使うことはあまり良くないかもしれない。ファイナンシャル・プランナーはいつもこんな風に言う。「過去の結果は未来をのパフォーマンスを測る上において必要ない」。

しかし、説明に耐えうる正確なトレンドもあったりする。Pew Research Centerの調査によるとウェブが始まった最初の25年間に、合衆国のインターネット成人利用人口が14%から87%に成長しているという数字がある。この数字はかなり飾りすぎではあるが、これが調査員たちによって書き記されたインターネットの社会的インパクトだったりするのだ。

このレポートの著者が記したインターネットとはこのようなものだった。

「人々が情報を得る、共有する、そして作り出す方法。健康に留意する方法であり、仕事で結果を出す方法でもある。学ぶ方法であり、政治的活動の本質、すなわち政府との交流でもある。友人や家族とのコミュニケーションのスタイルであり、機会となる。コミュニティにおける管理の手法となる」。

言い換えれば、インターネットはこの業界でもっとも使われている言葉の化身となったのだ。そう「プラットフォーム」というやつだ。

このプラットフォームで最初に作られたのがウェブサイトだった。1991年にひとつだったウェブサイトは今日、10億を超える数に増加した。これは25年に渡って毎年67%という恐ろしい成長を続けた結果なのである。

そして時は流れ、インターネットとウェブサイトが同義になっていった。しかし真のプラットフォームは新たなものをサポートすることになる。つまり、アプリの時代だ。2008年、Appleは1000個に満たなかったアプリをたった5年で100万個に拡大させた。そして今日、220万個のアプリが利用可能になっている。これは6年で39%成長を遂げたことになる。

これに匹敵するほど興味深いのが、この驚異的な成長率を誇るインターネットプラットフォームから新たなタイプのコミュニケーションツールが生まれたことだ。

メッセージングアプリはその月間アクティブユーザーにおいてソーシャルメディアを抜き去るほどになった。チャットボットーーこれは人工知能を活用してブランドやタスクに特化したデジタル・アシスタントのことを指すがーーたった1年で100個だったものが今日、1万1000個に増加している。

Image Credit : VentureBeat

そして拡張現実だ。

この半没入型体験はVR世界の完全な没入体験の可能性を測る物差しにもなっている。

何が物差しになるかだって?ポケモンGOを考えて欲しい。この初となったARゲームはたった10日足らずでゼロから950万人のアクティブデイリーユーザーを獲得しているのだ。

これらの数字の向こうに、このシーンの裏にある本当のインパクトがある。

もしあなたが過去30年ほどのコミュニケーションテクノロジーの進化を見続けていたのなら、二つの出来事が思い浮かぶはずだ。ひとつはその利用者が拡大し続けたこと。友人に一通の手紙を書いた時代からメールになって一度に50人の友人に送信ができるようになった。それからFacebookで数百人の友人と一緒にいれるようになり、今ではTwitterを通じて数千人のフォロワーと繋がることができる。

二つ目はコミュニケーションの本質がより即時的に、かつ身近になっていったことだろう。写真をメールで送ることは、Instagramにそれを投稿することへと繋がったし、電話での会話はFaceTimeのセッションとなった。そしてウェブサイトで欲しい靴や服や食器を見つけるためにクリックしていたことは、チャットボットとの会話に取って代わることだろう。

どうしてこれほどまでに身近に、そして即時的になっていったのだろう?

ザッカーバーグ氏は2016年の開発者向けカンファレンスF8で、こう上手く説明している。

「僕らはいつもアイデアや体験を得るための、もっとも自然な方法を探し求めているんだ」。

この文章はIntel Capitalの投資ディレクター、Sanjit Dang氏によるもの。彼は端末やモバイルコンピューティングに注目しており、ビッグデータやIoT、クラウド関連技術に投資もしている。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

Image Credit:Viking / lhl on Flickr

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