インドのハイパーローカルスタートアップUrbanClapが、デリーのコンシェルジュスタートアップGoodServiceを買収

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UrbanClap founders Abhiraj Bhal, Varun Khaitan, and Raghav Chandra.
UrbanClap設立者のAbhiraj Bhal氏、Varun Khaitan氏、Raghav Chandra氏

UrbanClap のチャットで簡単なメッセージを入れるだけでサービスの予約がまもなく可能になるかもしれない。ハイパーローカルスタートアップの UrbanClap がデリーを本拠としているコンシエルジュスタートアップの GoodService を買収したからである。現在合併に向けての動きが進行中である。

両社の企業関係筋により合併の件が確認された。しかしながら、この件に関し UrbanClap からのコメントはなく、GoodService の共同設立者 Ruchir Jain 氏への問い合わせ e メールには本記事掲載時点(8月10日)ではまだ返答がない。関係筋によれば、この買収はすべて現金で行われるという。

GoodService についていえば、同社のモバイルアプリは Apple や Android のアプリストアから消えたままで、同社のウェブサイトにアクセスすると UrbanClap のページへと転送され、当サービスは UrbanClap によって認証されたとメッセージが出る。GoodService の Facebook サイトではサービスは利用停止中となっており、最後にメッセージが投稿されたのは今年の5月である。同アプリのユーザはサービス利用のリクエストに対する返答が5月以降ないという。

2014年にスタンフォード大学卒の Vipul Aggarwal 氏と IIM-Ahmedabad(インド経営大学院アフマダーバード校)卒の Ruchir Jain 氏により共同設立された GoodService は、美容院や料理教室といった地域密着のサービスの紹介をしていた。サービスユーザは GoodService アプリの派遣代理人に対し、友達に手伝いを頼む感覚でチャットでこうした派遣サービスを受けることができる。2015年6月には Sequoia Capital より160万米ドルの資金を調達した。

GoodService のプラットフォームは、カテゴリーごとに一連の質問を発するアルゴリズムで機能している UrbanClap にとって、サービス提供のカスタム化をより正確に行う上で有益なものとなるであろう。チャットサービスにより、同社は消費者行動についてより良い見解を得ることが可能となる。UrbanClap はさらにサプライヤー向けの決済ゲートウェイ、研修、ウェビナー機能の追加も目指している。

今回の買収は、モバイルサービスプラットフォームの UrbanClap としては販売サービスプラットフォームの HandyHome を株式交換で取得したのに続き年内で2度目の買収となる。ムンバイを拠点とする HandyHome はブランドお墨付きの家電修理や諸サービスのオンライン予約をユーザに提供している。

他にも買収の予定

UrbanClap は昨年12月に金額は不明だが Ratan Tata より資金を調達してさらに買収を模索し、無機的成長にまい進している。「私たちには資金が豊富にあります。さらに資産価値を増すため買収を進めていきます」と企業関係者は語っている。 Ratan Tataから資金調達したのは Bessemer Venture Partners や既存の投資会社 Accel Partners、Saif Partners から2,500万米ドルを調達してわずか1ヶ月のことである。

UrbanClap の共同設立者 Abhiraj Bhal 氏は以前、同社はオンデマンドのコインランドリーに対しても買収を考えることを示唆していた。Taskbob、LocalOye や Housejoy のように、ローカルな家庭向けサービスの分野にも数々のオンラインマーケットが存在する現在、UrbanClap の買収攻勢は前年の3倍となるであろう。マーケットや資金流入に対する規制が強化されつつある状況下では淘汰される企業も出てくる。LocalOye の場合、コスト削減のため従業員のレイオフを行い経営統合に備えている。最近では個人向けチャット支援プラットフォームの Helpchat もチャット部門の閉鎖により100人近い従業員を解雇している。

UrbanClap はさらに新たなサービス部門を追加する計画で、現在パイロット事業としてデリーで介護サービスを行っている。ベビーシッターサービスやオンデマンドクリーニングサービスも候補リストに入っている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】