イギリス発の日本EduTechスタートアップ「Quipper」が、タイ市場で急成長

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DeNA 共同創業者である渡辺雅之氏が立ち上げられたことで知られる、イギリス発の教育系テクノロジースタートアップ Quipper は2ヶ月前、タイに進出した。

Quipper のマーケティング・ディレクターである本間拓也氏によれば、ローンチから1ヶ月を待たずにタイ国内で3万人以上の生徒や教師からサインアップがあった。

彼らのサービスは、Quipper School Link と Quipper School Learn だ。Quipper School Link は、教師が生徒に宿題を与え、その進捗状況を確認できるようにする。Quipper School Learn は、宿題をこのプラットフォーム経由で提出できる生徒を対象としたものだ。

現在、Quipper を使う生徒や教師は世界に60万人以上いる。最大の市場はフィリピン、次いで、最近ローンチしたインドネシアと続く。

すべてのユーザは基本機能やコンテンツを無料で利用できるが、特別コンテンツや機能を使いたいユーザは料金を支払ってモジュールをできるようできるようにする必要がある。「基本教育はすべての人に提供されるべき、というのが我々の信念」と本間氏は語る。

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タイへの進出

本間氏によれば、Quipper のタイ進出の戦略は、ボトムアップ・アプローチにほかならない。

教師こそが、EdTech 革命を起こす力を持っている。校長や学校責任者が、学校レベルで Quipper School を導入しているケースが多くある。これは意欲的な教師達の行動によるものだ。(本間氏)

Quipper は機会を求めて、タイ教育省とも話を始めている。フィリピン政府との対話では既に功を奏しており、同様の成功をタイでも勝ち取りたいと考えていると、本間氏は語った。

現在、彼らが最も力を入れて取り組んでいるのは、適切なカリキュラムにあった最高のコンテンツを、現地市場に完全にローカライズして届けるということだ。

Quipper は、それぞれの国で50人以上の教師や教育専門家と協業しており、高品質なコンテンツを届けられるようになっている。(本間氏)

同社にとって、金銭的な面では当面、大きな問題はなさそうだ。これまでに Atomico、グロービス・キャピタル・パートナーズ、500 Startups から合計1,000万ドルを調達している。現在、3つのオフィスに合計100人の従業員がいて、タイ市場には10人のスタッフが従事している。

タイでは、非常に大きな成長を見せている。この展開をもっと加速させたい。(本間氏)

本間氏はそう言って、インタビューを締めくくった。

【via e27】 @E27sg

【原文】