スマートニュースが1,000万ドルを追加調達、調達実施前評価額は3.2億ドル

by Tech in Asia Tech in Asia on 2015.3.31

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スマートニュースグノシーという2つのニュースアプリが、日本国内の戦いをグローバルに繰り広げるようになる中、今日新たなる一章が追加された。グノシーが2.63億ドルでの上場を承認されてから一週間、スマートニュースは Tech in Asia に対し、1,100万ドルの追加資金調達を行ったと語った。調達実施前評価額は3.2億ドルだ。

今回のラウンドには、従来の投資家であるグリー、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Atomico、ミクシィ、ソーシャルベンチャー・パートナーズが参加した。2012年6月の設立以来、スマートニュースは総額5,000万ドル以上を調達したことになる。

これは大変大きな金額だが、スマートニュースはそれを支えるだけのビジネス基盤を手にしている。以前にも取り上げたように、スマートニュースは月間アクティブユーザ(MAU)で日本の400万人に対し、アメリカで100万人を獲得している。先月には150カ国でローンチし、1,000万ダウンロードを記録する国際的なアプリとなった。

この成長を牽引するのはアメリカ、次いで、インド、カナダ、イギリス、中国と続く。アメリカは、スマートニュースが最も注力している市場だ。サンフランシスコには約10人からなるチームがいて、今後、人員を増やす計画だ。同社の共同創業者である浜本階生氏によれば、全世界では約40人の社員がいて、今年はその数を2〜3倍に増やす計画だ。

同社は、エンジニア、なかでも特にデータサイエンティストを集中的に雇用しており、この努力はこれまでのところの功を奏して、ユーザ毎に的確なニュースを届ける強固で高度なアルゴリズムを開発することができた。

スマートニュースの共同創業者である鈴木健氏は、Tech in Asia に語った。

我々のアルゴリズムは、ニュースを各国のトレンドや読まれる習慣にあわせて、現地および世界の両方のニュース情報源をレビューしています。例えば、私がロンドンを訪問したとき、ガーディアンや BBC からのイギリスのニュースに加え、CNN や NBC News からの記事も目にしました。アメリカのニュースはイギリスでも人気があるからです。Twitter で人気となる話は、しばしばアメリカに限定されたものが多いです。それぞれの国で、どのような内容が適切で人気を得られるか、考慮に入れているのです。

スマートニュースとグノシーが二大対抗勢力だという仮説を取り下げるには、まだ時が早いだろう。KDDI との緊密な関係や IPO は、グノシーが強力な支援者を伴って戦っていることの表れだ。日本では、スマートニュースにも強力な支援者がいるが、最近の動きからは、同社が世界市場での展開に関心を示していることがわかる。そして我々の関心はむしろ、スマートニュースがグノシーに勝つかどうかということよりも、世界のリーダーである Flipboard を打ち負かす挑戦に臨めるか、ということになりつつある。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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