900名以上が利用する家事代行「タスカジ」、外国人ハウスキーパー人気でチャイルドケアや料理の需要増す

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Tasukaji

昨年12月に関西圏に進出した家事代行サービスの「タスカジ」。2015年2月末時点の会員数は900名、11月末時点で600名だったので1ヶ月に100名のペースで伸びていることになります。また、登録タスカジさんの数は40名とこちらも順調に伸びているとのこと。4月1日からは、新年度・新生活応援キャンペーンを実施するそう。

共働き家庭における男性主導の申し込みが増加

ユーザーの割合は、全体の63%が女性。平均年齢は女性が37歳、男性が34歳と、働く世代が多いことがわかります。共働き世帯をターゲットにするタスカジですが、当初の予定を上回って単身世帯の利用も増えているとか。また、女性主導の申し込みだけでなく、男性主導での申し込みにも増加が見あると言います。タスカジの代表である和田幸子さんは、家事が「女性の課題」から「家族の課題」へと価値観の移行の表れだと話します。

「家事のアウトソースは女性だけの課題ではなく、家族の課題。この価値観の変化が見られることを嬉しく思っています。できるだけ多くの共働きファミリーで「家事の課題」について会話して、解決策を模索してほしい。タスカジはこのようなファミリーを全面的に応援しています」

外国人ハウスキーパー人気

家事代行サービスと聞くと、一般的に掃除や料理などを想像しますが、タスカジで併せて人気を見せているのがチャイルドケアのサービスです。全ユーザーの43%がチャイルドケアを申し込み、掃除とチャイルドケアをセットで併用しているケースが100%。まだ幼い子どものいる家庭によって支持されています。

サービス開始当初から、外国人のタスカジさんが多いことが特徴のタスカジ。この特徴が、チャイルドケアの利用を促進している側面があるようです。また、掃除、チャイルドケアの次に利用されているのが料理。日常とは違う外国人による異国の料理(フランス、ウズベキスタン、フィリピン、ブラジル料理など)を味わう楽しみや、レシピをもらって実際に家庭で作ってみたといった他の家事代行サービスには見られない交流が見られます。

外国人のタスカジさんが多いことによる効果は他にも。掃除や料理といったアウトソーシングに加えて、「外国人などの家族以外の人と触れ合い文化を理解すること」や「子どもの教育」といった価値を感じる家族が多くいます。登録するタスカジさんのうち、チャイルドケアに対応できるのは全体の60%。タスカジさん自身も子育て経験があったり、兄弟の面倒を見ていたというような人が多いと言います。

「楽になる」に留まらない価値提供

タスカジの定期プランは、毎週または隔週で提供されていますが、現在はその利用は半々ほどだそう。リピート率は昨年記事にした際と変わらず75%を維持しており、ユーザーによる高い満足度を見て取ることができます。

新生活が始まる4月に向けて、タスカジでは新規利用者に限って、「タスカジ 新年度・新生活応援キャンペーン」を実施。4月1日(水)から5月15日(金)の初回利用料金が15%オフになるとのこと。

「日本では、家事のアウトソーシングというと罪悪感を伴い、利用が進まないという課題があるため、他人に仕事を依頼することの価値が、「単純に楽になる」ということだけでない「+αの価値」を提供することが日本で普及させる重要なポイントだと思っています」

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