植物を自動的に育てるために必要な機能を搭載した、スマート温室「DasEgg」が開発されている。クラウドファンディングサービスIndiegogoで支援を募集していた。
残念ながら、キャンペーンは未達成のまま終了してしまったが、最近増加しているスマートプランター系のプロダクトの一例として紹介しておく。
「DasEgg」は、卵形にデザインされた温室に、タイマーや調光機能を搭載した植物育成用LEDライト、十分な水量を貯められるウォータータンク、適量の水を与えるためのセンサー、湿度/温度センサー、エアフローシステムのためのファンとカーボンフィルタ、リモートで植物の様子を確認できるHDカメラを搭載している。
高さ80cm、幅60cmで、70cmまでの植物を育てることが出来る。フロントドアは透明と白色の2タイプから選択が可能だ。
室内で利用可能なため、庭やバルコニーが無い家庭でも植物を育てることが出来る。とげがあったり子供やペットに有害な物質が含まれたりする植物を育てる場合に、DasEggを使うことによって触れないようにすることが可能としている。また、休日に出かける場合、誰かに水やりを頼むことなく植物の世話をすることが出来ることも、メリットとして挙げられる。
プロジェクトは残念ながら未達成に終わったが、「DasEgg」チームの代表であるArndt Stubbe氏は、「今回のキャンペーンで、多くの人に関心をもってもらえることがわかった。フィードバックも多数もらうことができたので、「DasEgg」の改善に活かしていきたい」とコメントしている。
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