京都リサーチパークで、5回目となるスタートアップ・ウィークエンド京都が開催

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳を担当する Connor Kirk 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。本稿の写真は、谷口千博氏による撮影。


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スタートアップ・ウィークエンドは、起業家、開発者、デザイナーらが集まり、54時間でアイデアをピッチし、チームを作り、新しいプロダクトやサービスを生み出すイベントだ。もともとは作家で起業家の Andrew Hyde 氏が始めたものだが、現在では Google や Microsoft が後援するシアトル拠点の NPO となり、世界中の726都市で1,500以上のイベントを開催するまでになった。

今月、京都リサーチパークで第5回スタートアップ・ウィークエンド京都が開催され、若い起業家、コーチ、業界の専門家が一堂に会した。スタートアップ・ウィークエンドの標準的な構成に則って、ピッチ、ビール・パーティー、投票、開発が行われた。最初のラウンドのピッチでは、きっちり60秒以内で、メリット、フィージビリティ、想定されるアイデアの経済的価値にフォーカスして、各チームとも必死に、時には演劇風にコンセプトを説明した。マイクの前に立つ参加者の中には、大学生や高校3年生など驚くほど若い人たちも居た。

最初のピッチラウンドの後に投票が行われ、トップを飾るいくつかのアイデアが紹介された。その後、15分をかけて、可能な限りバランスの取れたスキルセットを持つメンバーを配置すべく、5チームが再編成された。残る時間を使って、開発、デザイン、コーチング、各グループの MVP(最小実現プロダクト)の最終プレゼンテーションと続き、今年の審査員を務めたクエステトラ CEO の今村元一氏とロックオン CEO の岩田進氏によって、フィードバックと最終審査が行われた。

以下は、4チームそれぞれの代表者によるサービスの説明を簡単にまとめたものだ。まずは、今年の優勝チーム WithYou からだ。

WithYou

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  • スタートアップ名:WithYou
  • チームメンバー:Sushi Suzuki 氏、辻本文哉氏、河野晴愛氏、松山穂氏、佐々木一貴氏

WithYou は、旅行者が二ヶ国語を話す地元の人と仮想的につながることができるクラウドソーシング・プラットフォームだ。翻訳や通訳、ナビゲーション、文化に関する説明の支援を受けることができる。言葉の通じる人がいない、英語メニューの無いレストランに入ったとき、日本の僧侶に瞑想の手ほどきを受けるとき、パリの最高のヘアースタイリストに髪を切ってもらうときを想像してみよう。どうすればよいだろうか。冒険をする上で、言葉が障害にならないようにしたい。地元の人とつながり、自らの可能性を広げよう。

1mile

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  • スタートアップ名:1mile
  • チームメンバー:冨浪真樹氏、藤本璃旺氏、大西興季氏、浦嶋優晃氏

自分の徒歩圏内(1mile)にある、あらゆる店舗をおススメするアプリです。「良い店を探したいが上手く見つけられない」「探すのが面倒だ」など店舗を新規開拓できていない方に、新たな店舗を開拓し、自分の街を楽しんでもらうためのサービスです。

Ouchlet

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  • スタートアップ名:Ouchlet
  • チームメンバー:足利義徳氏、津江聡一郎氏、杉野太紀氏

合言葉は、”Ouch!” saves the world. 他人の「痛い話」の価値とは何か? これは、「笑い」であり、「教訓」でもあり、「ビジネスチャンス」でもある。「先人の失敗談を集めて、世の中を良くなる仕組みを作ろう」というコンセプトにてスタートアップに挑戦しました。

Gamey

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  • スタートアップ名:Gamey
  • チームメンバー:Shingo Yonemura 氏、Midori Harada 氏、Naoto Ando 氏、Yuta Goseki 氏、Eiji Iwatani 氏

月額¥5,000の会員費で、小学校の放課後の空き時間、子ども達に地域のプロフェッショナルな人達による、スポーツ、文化、食などに関する体験機会を提供するプログラムを提供。ウェブサイト上で、数百種類のプログラムを提供し、親によって指定の日時や場所を選び、放課後子ども達を参加させることができる。


参加したプログラマが少なかったため、チームを構成する要員のバランスは良くなかったが、それでも各チームとも疲れを見せずに開発を続け、専門性や完成度が驚くほど高いプロダクトを披露した。京都のスタートアップ・シーンには、このようなイベントがさらに多く必要だろう。東京ではスタートアップ・ウィークエンドが月に一度は開催されており、将来、このようなイベントの人気が高まることを期待したい。

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