54時間でアイディアを形にする−スタートアップウィークエンド京都 #swkyoto フォトレポート

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金曜の夜から54時間かけてアイディアのプロトタイプをつくりあげる、スタートアップのためのイベント「Startup Weekend」が、8月3日から5日にかけて、京都リサーチパークで開催された。

40名以上もの起業家やエンジニア、デザイナーなどが集まり、アイディアをプレゼンし、3日間でビジネスモデルやマーケティング、サービスのプロトタイプをつくりあげる。毎回、スタートアップウィークエンドは白熱した議論とやりとりがおこなわれ、3日という短い時間で作り上げる体験は、参加者にとって大きな経験となるだろう。

Startup Weekend 京都1日目


18時30分の受付開始と同時に、参加者がぞくぞくと受付をおこなってきた。これから始まる長くて短い54時間が始まる。


19時から、いよいよStartup Weekend kyotoがスタート。挨拶として、Startup WeekendのOrganizerのDongYol Lee氏と、Starup Weekend SeattleのオペレーションマネージャーのSheikh Shovu氏が、概要や世界各地の様子について話した。今回のプレゼンの優勝者にはアジアでおこなわれるピッチの出場権参加権、また11月におこなわれるグローバルのイベントへの招待がもらえる。


また、今回のStartup Weekend 京都にて解禁となった、Startup Weekend Japanページ構想についても話した。これまで、東京、京都、福岡、そして次回には東北の石巻などで開催されるStartup Weekend.こうした日本各地の情報を一元的に集約させ、日本におけるスタートアップコミュニティをつくるなど、今後の日本における新しい展開を目指す。詳細などは、次回の8月31日から行われるStartup Weekend Tokyoで発表されるようだ。続報を期待したい。

また、アイスブレイクとして、「HALF BAKED」がおこなわれた。HALF BAKEDは、ランダムに選ばれた2つのキーワードをもとに、架空の企業をチームでつくりあげ、その企業のビジネスモデルについて、15分でチームで議論し、1分でみんなの前でプレゼンする、というものだ。例えば、”ビール”と”ピザ”というキーワードを選んだら、”ビールピザ.com”という企業についてビジネスモデルについて考える、というようにだ。

このワークを通じ、参加している人たち同士での、今回のStartup Weekendの対しての意識を作り上げ、アイディアをいかにビジネスにしていくか、ということを考えさせる。

その後は、今回のStartup Weekend京都でみんなと作り上げたいアイディアをそれぞれプレゼンする。このプレゼンを通じ、みんなが作りたいと考えるアイディアを選び、そこからチームビルディングをおこない、日曜までにプロトタイプを作り上げる。


プレゼンは、ほぼ全員がプレゼンする形となり、10人ずつ発表をおこなったあと、それぞれのアイディアについて、意見や仲間を募集したり、それぞれのアイディアを併せてたりとして、チームを作り上げていく。

最終的に、参加者全員で投票をおこない、今回のStartup Weekendでのビジネスアイディアの8つが決定した。ここで初日は終了。ここから、企画のブラッシュアップ、ビジネスモデルの構築、サイトやロゴのデザインやモックなどを作り上げていく。

Startup Weekend 京都2日目

2日目は、朝9時からスタートした。前日で作り上げたチームビルディング後、その後に近くのカフェなどで朝まで議論したチームもあり、54時間という限られた時間の中で、いかにつくり上げるか、チームそれぞれのキャラクターが揃った動きをしている。

競合他社のサービスを研究し自社の競合優位をつくり上げるチーム、もともとあったアイディアが実現可能なのかについて議論したりマーケティング研究をおこなうチーム、アイディアが固まらずピボットするチームなどそれぞれいた。

ビジネスモデルをどうするか。広告なのかフリーミアムモデルなのか、課金モデルなのかなどなど、2日目の終日をかけて議論した。すでに企画がかたまったところから、悩みピボットするチームなど、2日目でどこまで固められたかが、最終プレゼンにどう影響してくるか。

また、今回のStartup Weekend京都のメンターとして、テザリングサービス「t.free」をリリースしたコネクトフリーのクリストファー(久利寿)テイト氏や、日本情報化農業研究所 代表取締役CEOの古荘 貴司氏、美肌解析ツールの「Beautecam」をリリースした洛洛.comの安達 貞雄氏、図書館検索サイトの「カーリル」を作成し、先日事業譲渡をおこなったNota, Incの洛西 一周氏、MOVIDA Comunications 代表取締役の九島 洋一氏、前回のStartup Weekend京都の優勝者であり、コワーキング・スペースのユーザが、そのスペース以外に居る人材や嗜好の合う人を探し出せる Facebook アプリ「Coworkify」を開発したKenshin Fujiwara氏、Startup Weekend京都のOrganizerの山下大介氏などが参加した。写真は、メンターの面々で、参加者の熱気に触発され新しいサービスを作ろうと構想している様子だ。新しいサービスを作り出そうとしており、最終プレゼンで間に合えば、発表する予定だ。

Startup Weekend京都3日目


Startup Weekendも3日目に突入し、それぞれのチームは、最終プレゼンに向けて、詳細をつめはじめた。2日目が終了し、時間が間に合わなそうなチームは、夜通しをかけて企画を練り出し、最終プレゼンに必死になって間に合うように練り上げている。


iMacを持参し、ロゴ作成を行なっているチームもでてくるなど、いよいよ最終プレゼンに向けて、少しの時間も無駄にできない状況になってきた。

また、イベント中の様子を撮影し、Startup Weekend京都のプロモーションビデオもリアルタイムで作成した。参加者だけでなく、運営者もその場でつくるなど、会場全体が新しいプロダクトを作る雰囲気を醸し出していた。

そして、いよいよ54時間がたち、最終プレゼンの時間となった。緊張と興奮が沸き起こったプレゼンだった。全部で7つのサービスがプレゼンされた。詳細は、こちらの記事を参照していただきたい。


写真と音で、子どもを遊ばせる「Photoplay」


相性のいい友人同士を、マッチングさせるソーシャル友人紹介「Yenta」


講義ノートを共有し、売買する「Note Mall」


イベントに特化したイベント参加費のマイクロファンディングサービス「MassDriver」


企業サイトに宝を隠し、ユーザで宝を探しだす宝探しサービス「Tretsuku」


電車内での匿名のチャットサービス「おしゃべりバナナ」


友人と欲しい・持ってるをシェアするソーシャル貸し借りサービス「Commoboco」

以上の7チームがプレゼンをおこなった。入賞者は、3位として宝探しサービスの「Tretsuku」、2位としてノートの共有売買サービスの「Next note」、優勝は電車内での匿名性のチャットサービスの「おしゃべりバナナ」が入賞した。また、他にも副賞として各チームが受賞した。優勝チーム、また、副賞に選ばれたチーム、また参加されたみなさん、大変おつかれさまでした。また、3日間、54時間の間、参加された参加者、運営に関わったみなさん、大変おつかれさまでした。