MasterCardはスタートアップ支援プログラム「MasterCard Start Path(マスターカード・スタートパス)」を世界規模でローンチすると発表した。世界中のスタートアップ200以上の中から選抜されて第一期生が决定、日本からはマネーツリー(Moneytree)が選ばれている。
MasterCardは2014年から、次世代の商業ソリューションの開発を行うスタートアップをサポートするため、「MasterCard Start Path」を開始。これまでに約40社のスタートアップのメンタリングを実施してきている。
「MasterCard Start Path」では、6ヶ月のプログラムが実施され、MasterCardの人々から各スタートアップに合ったメンタリングを受けられる他、MasterCardソリューションを導入することもでき、他にもStart Pathから指導を受けたスタートアップとコンタクトすることも可能だ。
MasterCard Start Path Globalの第一期生として選抜されたのは、オンライン決済管理ツールを開発する「コントロール(Control)」、税の還付率を最大化する「VATBox」といったスタートアップ。日本からは「Moneytree」が選抜されている。同社の代表取締役、ポール・チャップマン(Paul Chapman)氏はこのプログラムに合わせてベルリンへと赴いていたそうだ。
「自分たちが成長し、規模を拡大している中、Start Path Globalチームと一緒に新規市場へアプローチし、自分たちのソリューションを一段と良いものにしていけるのはとても楽しみです。」
と同氏はプログラムへの期待を語る。彼らは今後6ヶ月間にわたって、ベルリンとシンガポールで実施される数週間の集中コースに参加するほか、Start Pathのメンターと共に各企業のビジネス上で生じる問題に対応し、世界各国における新規事業の可能性について提案していくという。
世界展開も視野に入れているMoneytreeのようなスタートアップにとって、「Start Path Global」は相性の良いプログラムなのではないだろうか。
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