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Googleは、食事の際に服薬するようリマインドしてくれるデバイス(おそらくスマートウォッチ)の特許を申請した。このデバイスはテキストメッセージやeメールを通して他のデバイスにも通知することができる。
イスラエル拠点の2人のGoogle社員、Asaf Zomet氏とMichael Shynar氏は2014年7月に初めて特許を申請し、木曜に米国特許商標局(USPTO)がそのことを公表した(編集部注:原文掲載1月9日)。
これは、Googleが開発した健康関連のテクノロジーの中でも最新のものである。最近社名がGoogle Life Sciences(親会社Alphabetの子会社)から、よりシンプルなVerilyに変わった。11月に米国特許商標局(USPTO)は、Googleからの特許を公表し、レーザーで生体組織を取り除くことのできる外科手術システムについて詳しく説明した。また他にも素晴らしい技術として、Googleが開発した血液中のブドウ糖数値を監視するスマートコンタクトレンズもある。
今回のケースで、Google社員らはいつ服薬通知を送ればよいのか判断できるスマートな仕組みを発明した。デバイスには「1つ以上のセンサー」があり、「人間が食品を食べている行動を示す、予め定義された行動データ」を部分的に使って、人が食事をしている時がわかるようになっている。行動データには人の動きの速度や時間、ローテーションがインプットされているため、例えばスープをスプーンですくう動きなどをデバイスが検知すると、通知が送れるという仕組みになっている。
血糖値や食べる時の音、GPSを介した居場所の特定、カメラを通した顔の画像認識がともに機能し、デバイスに信号を送ることができる。もちろん時間も因子になる。(例えば、私は正午から午後2時の間に昼食をとることが多い。)
たくさんの種類のシグナルを持つことは重要である。デバイスは、通知を送る前に高い確信がないといけないからだ。Google Maps Your Timelineの機能があなたが実際そこにいたと確信していなければ、あなたが特定の場所にいたと決して言わないのと同じだ。
もちろん、特許があるからといって、このスマートウォッチが必ず一般消費者向けに市場に出るというわけではない。だが、Google社員2名が、服薬するようリマインドしてくれるテクノロジーを実装することについて真剣に考えていたことは確かだ。
Googleはこの特許に関するコメントの要請にはすぐに応じていない。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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