人と協働するロボットを開発するライフロボティクス、約5億円を調達しシリーズAラウンドをクローズ

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人の動きを簡単にティーチングできる協働ロボット「CORO(コロ)」を開発するライフロボティクスは8日、シリーズAラウンドをクローズし調達額が約5億円に達したことを明らかにした。昨年11月のシリーズAラウンド開始段階で約2.7億円を調達していたが、加えて産業エレクトロニクス大手の KODEN ホールディングス三菱UFJキャピタルオムロンベンチャーズが参加し約2.3億円を追加調達した。シリーズAラウンドの調達合計額は、当初の目標額である4億円を上回る結果となった。

ライフロボティクスは、産業総合研究所などで15年以上にわたり日常生活支援ロボットアームを開発してきた尹祐根(ゆん・うぐん)氏が、2007年12月に茨城県つくば市で設立した産総研技術移転ベンチャー(現在のオフィスは東京)。複雑なプログラミングを必要とせず、3Dマウスやゲームパッドなどで動きを学習させることができる、協働型ロボットを開発している。同社が開発中のピッキング用コ・ロボット「CORO(コロ)」は、これまで導入が難しかった生産現場や狭小空間への導入が可能となり、自動化だけでなく人と共に高生産性を実現する。

今回の調達完了を受けて、ライフロボティクスでは特に技術開発や販売体制の人材を強化する模様だ。同社では現在、ソフトウェア、ハードウェアのエンジニアに加え、ロボティクス開発に関わるインターンも募集を開始している

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