Slackは本日(編集部注:原文掲載日時は4月1日)、投資後評価額(ポストマネー・バリュエーション)38億ドル(約4300億円)で2億ドルの資金調達を実施したと発表した。同社広報はこれで5億4000万ドルを調達したことになるとVentureBeatにメールで回答している。
Thrive Capitalが同ラウンドをリードし、Comcast Ventures、Accel Partners、GGV, Index Ventures、Social Capital、Spark Growth他がこのラウンドに参加している。
ここ数週間に渡ってこのSlackの新たな資金調達については幾つかの報道がなされていた。しかし、これで公式に発表されたことになる。
Slackの最後の資金調達は約1年前になる。ーー28億ドル評価のラウンドで1億6000万ドルを調達した。
サンフランシスコ拠点のSlackは現在、270万人のデイリー・アクティブ・ユーザー(先月の230万人から増加)、80万人の有料ユーザー、そして430人の従業員を抱えている。顧客にはCenturyLinkやCBS、ダウ・ジョーンズ、the Federal Aviation Administration、ハーバード大学、Samsung、そして米国務省などがある。
今年1月にSlackはサーチ・ラーニング&インテリジェンスグループを設置した。2014年に設立されたスタートアップである一方、ウィンドウ下のテキストボックスにコマンドを打ち込むことで利用方法できる、多くのチャットボット形式の統合環境のためにプラットフォームの強化を続けている。Slack上で動くボットを開発するためのオープンソースフレームワーク「BotKit」をSlackはサポートしている。
今週はじめ、MicrosoftがBot Frameworkでボット市場に突如やってくることになった。これはボット構築用のソフトウェア開発キット(SDK)で、Skypeサービスで使えるボットのためのものとなる。
Slackの競合はMicrosoftのYammerやVMwareのSocialcast、AtlassianのHipChatなどがある。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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