アプリ収益化の「アドフリくん」がグリーグループ入り、Glossomが子会社化

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2016.6.30

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写真左から:Glossom取締役の有本恭史氏、ADFULLY代表取締役の小室喬志氏

スマートフォン向けアプリの収益化を手がけるADFULLYは6月30日、グリー子会社のGlossom子会社となることを発表した。GlossomがADFULLYの発行済株式100%を取得するもので、取得金額等の詳細は非公開。

ADFULLYは寺島情報企画のサービスとして、メディア向け収益化プラットフォームを開始したのが始まり。2015年6月に完全独立し、7000件以上のアプリ・ネットワークに対してSSP(Supply-Side Platform)事業を展開している。今回、子会社化を決めたGlossomが提携するAdColonyと同様の動画リワードフォーマットが好調で、両社のシナジーが見込めることから今回の株式取得に至った。

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両社はグリー・グループの各種メディアへのADFULLYのサービス導入や、ADFULLYの持つカジュアルゲーム・ネットワークの囲い込みを通じ、それぞれの事業拡大および新たな広告プロダクトの計画を進めるという。

ADFULLY代表取締役の小室喬志氏に子会社化の経緯を伺ったところ、前述の通り、動画リワード広告の好調を背景に、さらに事業を拡大すべくグループ入りを決めたということだった。

「元々、アドフリくんは寺島情報企画の自社メディア収益化のためのサービスとして始まりました。メディア視点で提供しているのが特徴で、SDKが組み込みやすかったり、サポートを手厚くしています。個人や小規模な事業者の方の利用が多いですが、大手デベロッパーの企業にも利用頂いています」(小室氏)。

ちなみに彼らが好調と語る動画リワード広告とは、例えばゲームアプリで途中にゲームオーバーとなってもこの数十秒の動画広告を閲覧したら再開できる、というようなもの。

GlossomでAdColonyを展開する取締役の有本恭史氏はアプリ内広告も十分効果があると話す。

「2014年からAdColony社と提携していますが、アプリビジネスでの課金と広告のバランスが取れるようになってきたという実感があります。アプリになるとゲームの中に広告が出てきても見ないんじゃないかという意見もあるのですが、適切なタイミングで出せば反応してくれるんです」。

特に動画フォーマットについては現在の分散化メディアの主戦場でもあり、各ブランドがテレビCMに投下していた膨大な広告費が少しずつインターネット・アプリ経済圏に流れつつあるという話も具体的に聞くようになった。両社は記事冒頭の図にある通り、メジャーブランドに向けた商品開発も進めるという。

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