日本のスタートアップpLuckyは、サイバーエージェント・ベンチャーズを割当先とする第三者割当増資を実施したことを本日発表した。
pLuckyは、ユーザ行動分析ツール「SLASH-7」の開発・運営を行っている。同ツールは、コストを下げつつ、誰でも高度な分析を行うことを可能にすることを目的としたサービス。
データを重視した経営体制への関心が高まっている一方で、その分析のための負担は大きく、分析に時間とコストを割いてしまうことでサービス開発の遅延や費用が発生する。SLASH-7はこうした課題を解決するためのサービスだ。
SLASH-7は、ビッグデータの分析テクノロジー「Google BigQuery」を基盤技術として活用し、「コホート分析」と呼ばれる分析手法を可能にする機能を備えている。コホート分析は、時系列的なデータの分析法で、データを動かしている変動因を分析するところに特徴がある。「どの流入経路でユーザを獲得すると最も継続率が高くなるか?」「課金を目的として実施したキャンペーンに参加したユーザが実際に課金ユーザに転換しているか?」といった問いに対して、流入経路別に継続率の経過観察を行ったり、キャンペーン前後で同一のユーザ群の課金傾向を計測することを可能にする。
サイバーエージェント・ベンチャーズは、pLuckyへの資金提供、サービス価値向上や販売支援、将来のグローバル展開も視野に入れた経営サポートを行なっていく。
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