スマホで小型店舗向CRMを実現するモバイルウォレット「O:der(オーダー)」運営のShowcase Gigがニッセイキャピタルなどへの第三者割当増資を実施

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2014.1.29

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モバイルウォレットサービス『O:der(オーダー)』を展開するShowcase Gigは1月29日、ニッセイキャピタルおよび日本ベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。金額や払込日などについての詳細は非公開となっているが、複数関係者の話によると、調達金額は億円規模になるとみられる。

なお、Showcase Gig代表取締役の新田剛史氏によれば、2012年2月の設立時にエンジェルラウンドを実施、今回はシリーズAラウンドの調達となるそうだ。

O:derの開始は2013年7月。小型店舗向けにスマートフォンで完結するCRMサービスと、来店ユーザー向けにクレジットカードによる事前決済などを備えたモバイルウォレットのサービスを提供している。導入している店舗数については現在25店舗で、新田氏の話では2月末までに50店舗へ拡大する予定だという。

ただ、これまでも同サービスは慎重に設置店舗を選別してきた。店舗もユーザーも「スマートフォンだけで完結する」新時代のCRMツールがどのように店舗に受け入れられるかテストを重ねるためだ。そうやって初回利用者の7割がリピート利用するなど、小さな経済圏での顧客コミュニケーションツールとして、高い利用結果も残してきた。

同社は今回の資金調達を経て、東京都内で絞り込んでいた店舗展開を全国規模に広げるという。

「現在は店舗を増やすというよりは、デジタルに対する意識の高い店舗を中心に検証に軸を置いていますね。今回調達した資金を元に大きくバージョンアップし、店舗展開を全国区に拡大するとともに、先々ではチェーンも取り込み、ロングテール的な小規模店舗とのバランスを取りつつ、進化させていきたいと考えております」(新田氏)。

新田氏は以前のインタビューにもある通り、東京ガールズコレクションのリアルビジネスや、ミクシィでmixiXmasなどに携わった「オンラインとオフライン」両方の経験の持ち主だ。

O2O文脈の経験者らしく、やみくもに早期のスケールを目指すのではなく、新しいユーザー体験がどこにあるのかをしっかり見極めながら拡大の可能性を探るのは正しい方向性だろう。

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