北米の留学生に、現場で働くプロフェッショナルが就活に向けてキャリアコーチする「Paragon One」

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ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、2015年、アメリカの大学に留学した学生数は975,000人。そのうち、中国からの留学生が約3分の1を占めています。大学を卒業した後は現地企業に就職し、故郷の友人に自慢できるような道を歩むのかと思いきや、その実態はかなり厳しいものだと言います。

記事にもあるように、留学生には同じ人種同士で固まる傾向があり、中国人の学生も例外ではありません。授業に出るのも、その後一緒に食事をしたり生活したりするのも同じ留学生同士。アメリカ人の学生と交流したり、現地の文化に触れる機会が少ないまま、インターン探しや就職の時期を迎える彼らは全く未知の世界に戸惑い、就職は困難をきたします。

現場で働くプロフェッショナルをコーチに

Paragon One

そんな留学生と、業界各種から現場で働くプロフェッショナルを繋げるコーチングプラットフォームが「Paragon One」です。IT、コンサルティング、ファイナンスなど、留学生が就職を目指す業界で活躍する人材がキャリアコーチに。留学生のコミュニケーション能力、インターンシップや面接に合格するためのスキル、また何より彼らの自信をつけるカリキュラムが用意されています。

留学生の登録を開始してから約5ヶ月で、すでに15,000人の学生が登録しました。近日公開を予定するアメリカへの留学に関するQ&Aフォラム、動画ライブラリーなどのコンテンツがあり、無料から有料まで複数のプランが用意されています。主要の有料サービスであるキャリアコーチとのライブ動画セッションはすでに200回以上実施され、受講した学生全員がインターンシップや就職先を見つけています。

ライブ動画セッションでは、模擬面接を練習したり、履歴書やLinkedInのプロフィールを準備するなど、さまざまな形で現地での職探しを後押ししてくれます。Paragon Oneの特徴の一つは、キャリアコーチの専門家ではなく、現場で活躍する社会人がコーチであること。Paragon Oneがコーチに最適な人材をリクルーティング。あらかじめ用意されたカリキュラムなどを活用しながら、自らの実体験をもとにコーチングを施すことができます。

一つ前の事業をエグジット

Paragon OneのファウンダーでCEOは、Matthew Wilkersonさん。彼とは、彼がライフスタイル全般のキュレーションサービス「AHA life」を立ち上げている頃にニューヨークで会いました。「AHA life」は、2015年にオーストラリア株式市場で上場する形で無事にエグジット。彼が次に手がけるプロジェクトに選んだのが、Paragon Oneでした。

エンジニアで過去に3社を立ち上げてエグジットさせている共同ファウンダーと共同創業。上海にいる共通の友人から、アジアからアメリカに留学する学生が抱える課題について知り、そのソリューションを提供したいと考えたのです。

「留学中にアメリカ人のコミュニティなどに参加しないため、いざ就職するとなるとわからないことだかけ。それは、当然自信の低下にも繋がります。Paragon Oneでは、コーチングを受ける体験を一種のアカデミックエクササイズのようにすることで、彼らが慣れ親しんだ形で提供しています」(CEOのMatthew Wilkersonさん)

現地企業とのパートナーシップ

事業を本格展開するに当たって、Paragon Oneは現在シード投資に向けて動いています。また、これまでマーケティングなどは一切行って来ませんでしたが、生徒獲得のために留学生の出身国の教育関連企業などとの提携の協議も進めているとのこと。

すでに決まっている中国の企業とは、まず手始めに1,000人ほどの留学生を受け入れる予定。ライセンス契約やコミッションベースの契約などを結ぶことで、現地企業はマーケティングに注力できるような形を想定しています。

残念ながら、年々減少傾向にあるアメリカへの日本人留学生の数。実際、Paragon Oneを有料購読する学生のほとんどを中国と韓国の学生が占めています。Wilkersonさんは、今後、もっと日本からの留学生を増やしたいと考えています。

「まずはアメリカに来る留学生を対象にサービスを展開していきますが、行く行くはアメリカでキャリアを築きたいすべての学生や社会人を対象にしたいと考えています。Paragon Oneは、従来の大学によるキャリア支援サービスや教育コンサル会社などが網羅できていない実践的なコーチングを提供していきます」(CEOのMatthew Wilkersonさん)

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