イスラエル発、人工知能を活用した農業システム Prospera が700万ドルを調達

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Above: Prospera has raised $7 million for smart farming. Image Credit: Prospera
上: スマート農業のためのシステムを開発するProspera、700万ドルを調達した。
Image Credit: Prospera

(こちらの記事の抄訳です)

農家に向けてスマート農業ツールを提供するProsperaが700万ドルを調達した。Bessemer Venture Partners が主導する今回のラウンドで得た資金を活用して、世界中のより多くの農家に対して人工知能をベースにしたソリューションを提供する予定だ。

イスラエルのテルアビブを拠点にするProsperaは精密農業企業で、コンピュータビジョン、ディープラーニング、農業テックを元に特定の地域の植物にどれくらいの水を与えるべきかを判断し、資源を大切に使いつつ収穫高の向上を目指すものだ。

Prosperaはデータサイエンスを用いて、農業を各機関による実践から最適化されたデータサイエンスへと農業を変革しようとしている。

畑内に設置されたカメラと気候センサーによって、Prosperaは正確かつ遠隔の農学と管理ソリューションを世界中の農家に提供すると語る。こうしたソリューションは、作物ごとまたは複数の畑、複数の作物ごとにおいて、農作物に何が起きているかリアルタイムの分析結果を与えることで、農家により大きな力を与えるものだ。

こうすることで、農家は出来の悪い畑、害虫、病気、感慨の問題、栄養不足、適正でない農業技術活動といった重要な課題に取り組むことができる。

「農業分野は、実践的な人工知能を活用するにはすばらしい候補です。Prospera は、技術によって世界の農家が抱える問題を解決することで農業をより知的かつ効率的にすることを目指しています。クラウドコンピューティングとセンサーのコモディティ化による最近のニューラルネットワークにおけるブレイクスルーは、新しく革新的な方法でパフォーマンスを予測し改善するという畑の解析ソリューションを私たちが開発することを可能にしました」。

とProsperaのCEO・創業者であるDaniel Koppel氏はこのように声明内で語っている。

すでに欧州、北米、イスラエルの中から大規模のグリーンハウス農家で展開されており、Prosperaの技術はWalmart、Tesco、Sainsbury、Aldiを含む欧州と米国の最大規模のスーパーのいくつかに卸している農場に使われている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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