Xiaomi(小米)がモバイル決済サービス「Mi Pay(小米支付)」をローンチ——中国のモバイル決済サービス競争が激化

SHARE:
mipay_featuredimage
Image credit: Xiaomi

Xiaomi(小米)ユーザ待望のモバイル決済サービス Mi Pay(小米支付)が明日(9月1日)リリースされる。

Xiaomi は2013年までに決済サービス会社としての登録を済ませていたが、公式ライセンスを取得したのは地元のオンライン決済サービス Ruifutong(睿付通)の経営支配権を得た今年1月のことだった。

Apple Pay や Samsung Pay と同様、Mi Pay は中国銀行カード産業協会の中国銀聯(China UnionPay、CUP)と提携した。現在、Mi Pay では中国10行以上の銀行発行デビット・クレジットカードが利用できる。

MIPAY-477x1024
Image credit: Xiaomi

去る4月、Xiaomi と UnionPay は共同で NFC ベースの公共交通向け決済サービスをローンチした。このサービスは今のところ上海と深圳の2都市でしか利用できないが、同社によると、さらに4つの都市・省にてテストを行っているところだという。Xiaomi はこういったサービスを中国で提供する数少ないスマートデバイスブランドのひとつだ。

Xiaomi によってカスタマイズされた最新版 Android システムの MIUI 8では、Mi Pay と交通決済サービスが統合されている。MIUI は Xiaomi のスマートデバイスすべてにプレインストールされており、無料ダウンロードもできる。そのユーザ数は同社によると今年5月に2億人を超えている。

中国のモバイル決済市場は今のところテック大手の Tencent(騰訊)と Alibaba (阿里巴巴)のファイナンス部門 Ant Financial(螞蟻金融)が支配している。Ant Financial のオンライン決済サービス Alipay のアクティブユーザ数は4億5,000万人に到達した。Tencent の絶大な人気を誇るモバイルメッセージアプリ WeChat のモバイル決済サービス WeChat Payment(微信支付)では、今年3月の時点で3億人のアカウントが銀行カードを登録している。業界を牽引するこの2社の決済サービスは中国のアウトバウンドツーリストの急速な増加にともない海外でも拡大を見せている。

モバイル決済はスマートフォンブランドとモバイルサ―ビスプロバイダの間で競争が過熱する非常に重要な分野となった。Apple Pay と Samsung Pay はそれぞれ今年の2月と3月に中国本土に進出している。通信機器とサービス大手の Huawei(華為)は3月に中国銀行との提携による Huawei Pay を発表した。中国最大の検索サービス企業 Baidu(百度)も Baidu Wallet(百度銭包)モバイル決済サービスを猛プッシュしている。

Xiaomi Finance(小米金融)

オンラインファイナンスは中国テック企業大手にとってホットな市場だ

決済会社の設立以来、Xiaomi は自社ソフトウェアシステムにさまざまなモバイルファイナンス機能を追加してきた。2014年に同社は NFC 決済、パーソナルファイナンス機能と関連サービスで北京銀行と提携している。

Xiaomi Finance(小米金融) はモバイルアプリとして2015年5月に発表された。MIUI システムに統合されている他の Xiaomi サービスとは異なり、Xiaomi Finance は iOS アプリストアやローカル Android アプリストアから単体でダウンロードできる。

Xiaomi Finance アプリ最初の商品は Alibaba のファイナンス部門 Yu’ebao(余額宝)が提供するマネーマーケットファンドのような Xiaomi Huoqibao(小米活期宝)だ。Yu’ebao と同じく、Xiaomi Huoqibao ファンドもサードパーティー企業 E Fund Management Co., Ltd.(易方達基金)の天天基金が管理している。

Xiaomi Finance は2015年9月にパーソナルローンのテストを開始した。最初の保険商品は今年6月に追加されている。

Xiaomi は2015年にユーザデータをベースにしたクレジットスコアリングシステム開発についてふれていたが、今のところコンシューマークレジットスコアリング運営に必要なライセンスの取得には至っていない。現在、ライセンスを取得しオンラインクレジットスコアリングサービスをローンチしているインターネット会社は Alibaba の Ant Financial Services Group と Tencent の2社だけだ。

Hebang(和邦)が7月10日に発表したところによると、Xiaomi は2ヶ月前に、中国民間企業7社と協力してプライベートバンクの設立承認を得るための申請を行っている。Hebang もその7社のうちの1社だ。最初にプライベートバンク設立の承認を得た第1陣は Tencent と Alibaba の Ant Financial だった。Tencent の WeBank(微衆銀行) Ant Financial の MyBank(浙江網商銀行)はともに昨年ローンチしており、オンライン限定バンキングサービスを提供している。

Xiaomi は2014年に P2P レンディングサイト Jimubox(积木盒子)、2015年8月に株式トレードアプリ Tiger Brokers(老虎証券) に投資するなど、地元のオンラインファイナンススタートアップにも資金を投下している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】