京都を拠点とし、ハードウェア・スタートアップ特化型アクセラレータ「Makers Boot Camp」を運営する Darma Tech Labs は7日、京都市内で記者会見を開き、京都銀行(東証:8369)をアンカー LP として20億円規模の投資ファンドを組成することを発表した。GP は Darma Tech Labs が務める。この記者会見には、Darma Tech Labs 代表取締役の牧野成将氏のほか、地元の製造業団体である京都試作ネット副代表理事の名高新悟氏、同理事の竹田正俊氏(Darma Tech Labs 取締役を兼任)、京都銀行常務取締役の仲雅彦氏らが同席した。
ファンド名は「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」で、運用期間は10年間。日本、北米、欧州のアーリーステージのハードウェアスタートアップに集中的に投資する。重点投資領域は、IoT、ロボティクス、センシング、ネットワーク、ビッグデータ解析、メディカルデバイス、介護、ライフスタイル、環境・エネルギー。
今回のファンド組成に伴い、Darma Tech Labs には フューチャーベンチャーキャピタルの元最高投資責任者の木村美都氏、公認会計士の桑原学氏がマネージング・ディレクターとして参画、ニューヨークを拠点とする FabFoundry との提携分野を拡大し、FabFoundry CEO の関信浩氏が Darma Tech Labs の取締役に就任する。
Makers Boot Camp を運営する Darma Tech Labs では、京都市内のコワーキング・スペース「MTRL Kyoto(マテリアル京都)」を会場に「Monozukuri Hub Meetup」を定期的に開催し、ハードウェア・スタートアップのコミュニティ形成に注力している。2月に大阪で初開催された「Monozukuri Hardware Cup」では8チームの日本のハードウェア・スタートアップが登壇し、QDレーザ、PLENGoer、VAQSOの3チームが、ピッツバーグのハードウェア専門アクセラレータ「AlphaLab Gear」が開催する、ハードウェア・スタートアップ・ピッチコンペティション「National Hardware Cup」に招かれることが決定している。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する
12 Comments
Comments are closed.