Dealstreet Asia の記事によると、シンガポールのファッション e コマース企業 iFashion は上場して1,000万米ドルの調達を目指しているという。
iFashion は IPO で時価総額4,000万~5,000万米ドルになることが予想されている。
IPO は当初4月または5月に計画されていたが、2017年末に延期された。
また、以前の報道では iFashion はシンガポールや香港、オーストラリアでの上場を計画していたが、イギリスやドイツといったヨーロッパの証券取引所への上場も目指しているという。
共同設立者で Fatfish Internet Group の CEO である Kin-Wai Lau 氏は次のように述べた。
アジアの成長市場に対してはヨーロッパから多くの関心が寄せられていると思っています。東南アジアは e コマース分野が世界で最も急速に成長している地域であるという報告が多くあることからも明らかなように、アジアのインターネット企業には高い関心が寄せられているのです。
彼は、オーストラリアでの上場計画についても「どうなるかわかりません」と述べた。
iFashion は IPO を目指していることから、同社は戦略の一環として常に企業買収を行っており、上場までにもう何社かの買収を計画していると述べた。
直近で買収したのはシンガポールのライフスタイルマーケットプレイスである Megafash で、2月に223万米ドルで買収した。
2016年には O2O ファッションマーケットプレイスの Dressabelle を550万米ドル、小売向けオンラインマーケットプレイスの INVADE を110万米ドル、そしてマレーシアのファッションブランド NOSE を370万米ドルで買収した。
Lau 氏は次のように述べた。
アジアではマーケットがバラバラに分かれており国境を越えれば文化も異なるので、アジアで成長するには M&A が方法の一つであると私たちは考えています。実際に多くの M&A ベンチャーを積極的に進めています。
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