シンガポールのeコマースイネイブラーShopmatic、410万米ドルを調達してインドネシア・フィリピン・中東へ事業を拡大

SHARE:
Shopmatic_GO
Shopmatic GO
Image Credit: Shopmatic

シンガポールを拠点とする e コマースイネイブラーの Shopmatic は、ACP と SPRING SEEDS Capital がリードしたシリーズ AA ラウンドで570万シンガポールドル(410万米ドル)を調達した。

同社は今回のラウンドで獲得した資金をインドネシア、フィリピン、中東への事業拡大に活用する予定。現在はインド、シンガポール、香港でサービス展開している。

新ラウンドの一環として、ACP のマネージングパートナー Sameer Narula 氏が Shopmatic の取締役メンバーとなる。

CEO の Anurag Avula 氏は公式プレス声明で次のように述べた。

当社のプラットフォームを活用して、多くのオンライン店舗の月間売上成長率が40%超を記録しました。顧客に幅広い価値を提供するという当社のシンプルなアプローチによって、セラーとの関わりを深化させ、オンラインセラーというものを育ててきました。

2014年12月に設立された Shopmatic は、SME(中小企業)や個人起業家が e コマース販売のメリットを享受できるプラットフォームだ。統合された決済ゲートウェイを備えたオンラインストアの立ち上げに使えるツールを提供している。

また、物流企業との提携関係構築にも協力しているほか、マーケットプレイスやソーシャルメディアでの出品を促進している。これには、バックエンドのアナリティクスプラットフォームが含まれる。

サービス利用料は年240米ドル。

昨年、同じ製品の携帯アプリ版「Shopmatic Go」をローンチした。これまでに13万を超えるダウンロードが記録されているという。

さらに Shopmatic は2016年、コード言語 Ruby on Rails が企業に与える影響についてレクチャーする台湾企業の 5xRuby を買収した

当時この買収は、「最新テクノロジースタックと有能なプラットフォーム開発チームによって作り出された効率的なエクスペリエンスを提供する」のが目的だったとコメントしている。

【via e27】 @e27co

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する