TwitterがBloombergと提携、ニュースストリーミングサービスを開始予定

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Image Credit: Eric Blattberg / VentureBeat

テレビネットワークへと変化するという Twitter の試みは、Bloomberg と提携してニュースストリーミングサービスを常時 Twitter 上に配信するというニュースの発表によって、さらに一歩現実に近づいた。

今回のニュースは、ここ最近 Twitter がビデオストリーミングの領域で脇に逸れるような行動が続いていたことを考えると、少々驚きに値する。同社は先週、ライブプレミアム動画が2017年第一四半期には4,500万の視聴者によって800時間閲覧されたことを発表しており、その前四半期から31パーセント増加している。

ここ1年で数多く結んだ提携によって、新しいユーザーが増加している。昨年、 Twitter はナショナルフットボールリーグ(NFL)の木曜日の試合をストリーミングする権利を勝ち取り、米国大統領選のライブストリーミングでは BuzzFeed と提携、PGA ゴルフツアーの放送権利も獲得している。最近では、スポーツ、eスポーツ、政治の領域で動画契約を結んでおり、オリジナルのコンテンツ制作の準備も進めている

先週の第一四半期決算発表の前には、最終的には常時のストリーミングサービスを開始する計画があることを明かしていた。今、まさにその最初の契約が結ばれたようだ。Wall Street Journal の報道によれば、このまだ無名の新サービスは今年の秋にはスタートする予定である。また、Twitter ユーザーの「キュレーションされた、承認された動画」を取り入れたグローバルニュースの放送を混ぜることで、Bloomberg の既存のテレビニュースを超える内容となる予定とのことだ。

動画を提供することで、Twitter はより広告を配信する機会を得る。だからこそ、常時放送に大きな関心があったといえる。同時に、動画によってユーザーのエンゲージメントを高めることも同社は期待している。実際、Twitter の月間アクティブユーザーの増加率は、前四半期から900万人(6パーセント)上昇と、先週の決算報告において注目されていた指標だった。今後、この上昇中の軌道をさらに強化するために、動画は Twitter の戦略の中心となりそうだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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