非営利型一般社団法人日本障がい疾患家族支援協会は9月26日、病気・障がい当事者と家族のための疾患特化型SNS「CARE LAND(ケアランド)」のβ版を公開した。 CARE LANDは病気・障がい当事者に関わる家族とその支援者と当事者の「仲間づくり」や「情報共有サポート」を目的とした疾患特化型SNS。登録はHPからの審査や医療機関や既存会員からの招待制をとっており、プライベートの保護のための定期的…
もし Gogoro が電気自動車を扱うようになれば面白くなるだろう。というのも、もしそうなれば Tesla と Tesla の充電ステーションと競合することになるからだ。Luke 氏によると、バッテリー交換ステーションのコストは Tesla のスーパーチャージャーと比べてほんのわずかに過ぎないという。
Alexaが動作するアマゾンのデバイス。左から、Echo Dot、Amazon Tap、Amazon Echo Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat
読者はすでにご存知の方も多いと思うが、AI スピーカーがアメリカで急速に普及している。アメリカでは、2015年に170万台、2016年に650万台のAIスピーカーが売れた。2017年には2,450万台が出荷され、今年中に累計3,300万台の AI スピーカーが普及すると予測されている。数字を見ると、特に2017年の伸びが顕著だ。
「Amazon Echo」が米国で一般向けに発売されたのが2015年。その後、1年以上空けて2016年11月に「Google Home」が発売された。eMarketer が2017年5月に発表した市場シェア調査によると、先行した Amazon Echo が70.6%でトップ、Google Home は23.8%。その他のメーカーは、合わせても全体の5.6%にとどまる。さらに、2017年12月に Apple が「HomePod」をアメリカ、イギリス、オーストラリアから投入することを発表しており、その動向が注目される。
AI スピーカーは、私たちの暮らしをどのように変えるのだろう。これまでは、PC なら物理キーボード、スマートフォンならタッチパネルが入力のインターフェースだった。それに対する出力はモニター、すなわち視覚で捉えるのが普通だった。対して、AI スピーカーには音声で入力して、音声の出力を得る。想像したことはあったかもしれないが、これは誰も体験したことのない世界だ。だいたい、何を話かければいいのかも分からない。
LINE が発売したスマートスピーカー「WAVE」 Image credit: LINE
AI スピーカーには、各社が独自で開発する AI 音声アシスタントが搭載される。Amazon Echo には「Alexa」、Google Home には「Googleアシスタント」、Appleの HomePod は「Siri」、LINE の WAVE には「Clova」といった具合だ。
これら AI 音声アシスタントが、どういう入力に対して、どんなアウトプットをするのかを決めるのが、各 AI スピーカーに載せるコンテンツだ。スマートフォンにおけるアプリのようなものと考えるとイメージしやすいだろう。iOS に対して iOS アプリがあるように、Amazon の Alexa には「Skill」と呼ばれるコンテンツがあるというわけだ。
そのほか、これまでテキストによるチャットボットが対応してきたような「相談系」のコンテンツが、そのまま VUI(Voice User Interface)コンテンツ化する傾向も見て取れる。例えば、保険アドバイザーや、料理のレシピアドバイザーなどは人気のSkillだ。
こうしてみると、VUI は企業と生活者の重要なタッチポイントになりつつあることが分かるのではないだろうか。映画の宣伝のために、ゲームを「Skill」として提供したり、テレビ CM の音声を AI スピーカーに拾わせてそこから広告につなげる施策を行った事例などは、アメリカで話題を呼んだ。ブランディングやプロモーションに VUI コンテンツを利用しようとする企業は今後、増え続けると考えて間違いない。
AI スピーカーがユーザーから支持されるかどうかは、今後どのようなコンテンツが出てくるかにかかっている。この先1、2年は、日本でもさまざまな業種の企業が、VUI コンテンツの開発に走ることが容易に予想できる。そこでアメリカの事例を見ると、日本でどのような使われ方がされるのかの参考になるはずだ。