3Dで自分だけのシャツがデザインできる「Original Stitch」、人工知能活用の採寸ツールをβ版から正式版へ移行——日米でのサービスを加速へ

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Original Stitch の Bodygram 機能はコンピュータビジョンを活用してシャツを採寸する.
Image Credit: Original Stitch

Original Stitch は男性客がオンラインでカスタムシャツを作ることができるスタートアップ。同社は本日(9月15日)、マシンラーニングを活用した採寸ツールのベータ版を終了し、正式ローンチした。Bodygram というこのシステムは男性客に好みのボタンダウンシャツを写真に撮ってもらい、その採寸結果をカスタムシャツに利用するというものだ。

Bodygram は今年すでにローンチされていたが、コンピュータビジョンベースの採寸には直接同社にコンタクトを取ることが必要だった。このツールを使うと理屈上身体の採寸をする必要はなく、気に入っているシャツのフィット感と同じカスタムシャツを注文することができる。

測定が終わると服は日本で受注生産され、顧客に郵送される。生地はさまざまなものから選ぶことができ、お好みで服の細部を色々な素材でカスタマイズすることも可能だ。

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VentureBeat が行ったテストでは、ベータ版 Bodygram システムの採寸結果は完璧というわけではなかったが、なかなかのものだった。シャツのサイズ感に満足しない場合、Original Stitch は再調整して改善した新しいものを作ってくれる。

CEO の Jin Koh 氏はインタビューの中で、売上の70%は35万人からなる顧客からのリピートだと話した。だいたいリピート顧客は最初にシャツを1枚買い、翌月にはシャツを4枚購入しているという。

これには Original Stitch のウェブベースのシャツ・カスタマイズソフトウェアが役に立っている。このソフトウェアは顧客の測定結果(手入力または Bodygram ツールを通じた入力のいずれか)をあとから使えるよう保存するので、顧客が前回買ったものと同じサイズのシャツを買うことができる。

また、同社は Social Starts、Inspire Ventures、NTT Docomo Ventures などの投資家から合計500万米ドルのシード資金を調達したことを明かしている。この資金は引き続きアメリカと日本でのサービス加速、そして開発したソフトウェアを使って他のマーケットへの進出にも活用される予定。

今後については、写真に基づきそれぞれの顧客ごとに似合うシャツのスタイルをお勧めするシステムを開発中であると Koh 氏は話した。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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