ゆるまないネジから色鉛筆まで、製造や物流のシードに特化したIDATEN Venturesが10億円規模のファンドを組成

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IDATEN Ventures 代表パートナーの足立健太氏

製造業や物流業領域のスタートアップに特化したベンチャーキャピタルIDATEN Venturesは2月16日、初号ファンドとなるIDATEN Ventures1号投資事業有限責任組合の組成を発表している。LP(リミテッド・パートナー)としてファンドに出資するのはMistletoe Venture Partners、みずほ銀行、独立系VCのANRIを運営する佐俣アンリ氏個人など。ファンドサイズは10億円規模で、10社程度に絞り込んだ投資を計画している。

IDATEN Venturesの投資領域は日本が得意としてきた製造業やそれらを販売・配送する流通業などを中心に、インターネットを組み合わせたIoT(Internet of Things)全般をカバーする。同ファンドでは既にゆるまない構造のネジを開発・販売する「NejiLaw」やプロダクトの企画販売プラットフォーム「TRINUS」、機械学習分野の「エクサウィザーズ」といった関連事業者への出資を決めている。

NejiLaw
NejiLaw

また、同ファンドの特徴として代表パートナーを務める足立健太氏の経営コミットが挙げられる。

実際にものづくりを手がける企業には特有の複雑さ、例えば製造に関する設計や工場の選定、流通に関するノウハウや販売後のアフターサポートなど、シンプルな情報サービスとは異なる知見が必要になってくる。足立氏は前職となるミスルトウやVisionnaire Venturesにおいて小型の電気自動車FOMMやIoT物流ソリューションを展開するHacobuなどを手がけていた経験を生かし、この領域のスタートアップに対して総合的なハンズオンを提供したいという話だった。

足立氏は早稲田大学卒業後にリクルート入社。コンサルティング会社やスタートアップ投資などに関わったのち、孫泰蔵氏が主催するスタートアップ支援ファームのミスルトウの投資部門にていくつかの企業支援を手がけた。

IDATEN Venturesの設立は2017年10月で、今後は投資だけでなく、製造・流通領域における支援プラットフォームを立ち上げる計画も準備しているということだった。