
シンガポールを拠点にスマートアクセスソリューションを提供する igloohome は本日(4月4日)、Insignia Ventures Partners をリードインベスターとするシリーズ A ラウンドで400万米ドルの資金を調達したことを明らかにした。
以前から同社に出資していた Wavemaker Partners も今回のラウンドに参加し、Phillip Private Equity、X Capital Ventures、K3 Ventures の Kuok Meng Xiong 氏、エンジェル投資家の Koh Boon Hwee 氏などが今回新たに投資に加わった。
2016年の初ローンチ以来、igloohome はモバイルアプリと連携したスマートロックとキーボックスを提供している。スマートホーム市場に焦点を当て、同社は今回得た資金を活用してホスピタリティ産業における商業プロジェクトへの公共および民間どちらもカバーしたスマートアクセスソリューションの開発を目指す。人材確保や研究開発にも投資する予定だ。
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Insignia Ventures Partners の共同設立者で CEO の Yinglan Tan 氏はプレス声明でこう語った。
スマートホーム分野は今後数年間で急激な成長が見込まれており、igloohome が楽しみなのはそのホームセキュリティへの効率的で便利なアプローチと、思慮に富んだ製品を生み出し様々なマーケットで実現することのできる起業家精神を持った運営チームの存在です。
igloohome によれば、同社製品はすでに80ヶ国以上で利用されており、世界で30社以上の企業により販売されている。特にアジアや南北アメリカ地域に力を入れている。2018年末までには2,000店舗以上の販売店を展開する予定だ。
igloohome は CES Asia Innovation Awards 2017、Singapore Infocomm Technology Federation の Best Innovative Infocomm Solution 2017金賞、そして iF Design Award 2018を受賞している。
Echelon Asia Summit 2017では TOP100に参加。このイベント参加後には、大手保険会社の AXA と提携を結んだ。
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