顔認識アバターアプリ「ZEPETO(ゼペット)」、中国で若者を席巻——開発元の韓国SNOWは、年内にも中国版をリリース予定

by TechNode TechNode on 2018.12.8

今や中国で最も人気のあるソーシャルネットワークアプリの一つとなった「ZEPETO」の紹介
Image credit: Google Play

ソーシャルネットワークアプリの「ZEPETO(ゼペット)」は、中国国内でダウンロードできるものの、中国語では使えない。

サーチエンジンの Baidu(百度)では、この一週間で「ZEPETO」という言葉の検索回数が急上昇しており、11月28日には4,000件未満だったのが12月4日には15万件に達している。Weibo(微博)では、ハッシュタグ「#玩zepeto停不下来#(ZEPETO をやめられない)」が100万回読まれている。「#zepeto打不開#(ZEPETO を開けない)」も人気を上げており、閲読は7,200万回に届きそうな勢い。

ZEPETO の Weibo 公式アカウントの投稿によれば、このアプリの人気の高まりにより、いくつかの技術的問題が確認されている。新規ユーザの大量流入の結果、サーバが混雑する状態となり、ユーザ画面がそのままになる現象が続いた。この問題に対策を施すため、ZEPETO を開発する韓国 SNOW は12月末までに中国版のリリースを計画している。ZEPETO の正式版は現在、App Store や Google Play といった、中国国内では利用できない環境からしかダウンロードできない。

この韓国で開発されたアプリは、中国に上陸する前、アメリカやアジアでセンセーションをもたらした。ZEPETO がユーザの所在を追跡しているという根拠の無い噂がもとでパニックを引き起こした(ZEPETO のプライバシーポリシーによれば、誰であるかを特定できない個人データを第三者と共有することはできるが、所在を追跡することはできないようだ)。

ZEPETO のユーザは、バーチャルのボーイバンドのメンバーとポーズを決めたり、動きを披露したりすることができる。
Image credit: Weibo

ZEPETO のモデルは極めてシンプルだ。無料でダウンロードできるが、広告を見るか購入をすればユーザにポイントが還元される。アバター同士がランダムにまたはチャットルームで出会うことができ、友人とバーチャルに自撮りができるというフォーマットはユニークではないが、若者が使いたがるダンスの動きや服を選べるオプション機能を備えている。

ZEPETO は特に中国人ユーザ向けに開発されたわけではないようだが、開発元である SNOW は、アジアのメッセージアプリ「LINE」を開発する韓国 Naver の一部門である。今年1月、SNOW は中国の Sequoia Capital(紅杉資本)やソフトバンクグループから5,000万米ドルを調達した。

かつては SnapChat の競合だった、SNOW の名前を冠する自撮りアプリは、中国のスタートアップ SenseTime(商湯)と提携し、AR サングラスのようなバーチャル機能を開発した。

ZEPETO 中国版「Zaizai(崽崽)」は、国際版 ZEPETO とは切り離した形で、今年末までにアプリをローンチする。ZEPETO の既存ユーザには、自分の情報を Zaizai に転送する機会が提供される。中国版ローンチ後は、国際版は中国国内では利用できなくなる。

【原文】

【via Technode】

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