Alice.style、押入れ産業と提携しトランクルームからレンタル出品できるサービスを開始——デヴィ夫人とローランド氏は、私物を記念出品

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左から:ローランド氏、ピーステックラボ CEO 村本理恵子氏、デヴィ夫人
Image credit: Masaru Ikeda

モノの貸し借りマッチング最適化プラットフォーム「Alice.style」を提供するピーステックラボは30日、都内でイベントを開催し、トランクルーム大手の押入れ産業と提携したことを発表した。貸し手ユーザはこのサービスを使うことにより、自宅に不要なものをまとめてトランクルームに預けておくことで、Alice.style が借り手ユーザからの重要に応じて商品を貸し出すことができる。押入れ産業は東京・中央区にある店舗でトライアルを実施し、フィージビリティを見て全国の地方拠点への展開を検討する。

モノのやりとりに関わる UI/UX を極限まで追求している点で。「第二のメルカリ」と例えられることもある Alice.style は、徹底的に出品に必要な貸し手ユーザの手間を省く点に注力しているようだ。モノを送るだけで写真撮影からアプリでの出品までを代行するメニューや、レンタル品の紛失・破損時に費用が補償されるオリジナルの保険を東京海上日動火災保険と共同開発した。

Alice.style 専用の梱包箱「アリスボックス」
Image credit: Masaru Ikeda

2月下旬からは ASKUL LOGIST との提携で三辺合計 160㎝/重量25kg までの出品集荷を東京23区内一律600円で提供するほか、自社のアリスカーでも東京23区内一律600円で集荷するサービスを提供する。これを記念して、日本全国から送料一律500円で出品できるキャンペーンを4月末まで展開する。開封や梱包が面倒なユーザのために、リサイクル・引取が可能で簡単にレンタル品を入れられる専用の梱包箱「アリスボックス」も開発した。

東京23区内で集荷作業を担う「アリスカー」のイメージ
Image credit: Masaru Ikeda

イベントには新サービス開始を記念して、デヴィ夫人やローランド氏が登場。それぞれ、私物をレンタル出品することを明らかにした。デヴィ夫人は、自らがデザインした振袖蘭ロイヤル、バリ島のジェンガラ、シチリア島のマヨルカ焼の花瓶をそれぞれ777円でレンタル出品(募集期間は2月1日〜14日)、ローランド氏は、4月にオープン予定のホストクラブ「THE CLUB」への疑似体験招待権を777円で出品する(募集期間は2月15日〜28日)。いずれも当選者には数に限りがある。

今回出品するレンタル品を紹介するデヴィ夫人
Image credit: Masaru Ikeda

ピーステックラボは2016年6月の設立。創業者は、時事通信、専修大学経営学部教授、ネットベンチャーの先駆けと言われたガーラの会長を経て、エイベックスデジタルで動画配信サービス「BeeTV」の立ち上げに関わった村本理恵子氏だ。同社は昨年開催された StarBurst の第5回デモデイで準優勝、ネットプロテクションズ賞を獲得。また、同時期にシードラウンドでリコーリースとアスクルから3.5億円を資金調達している。

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