インドネシアのIDN Media、シリーズCラウンドでEast Venturesや日本のヤフーが出資するEV Growthなどから資金を調達

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Image credit: IDN Media

インドネシアを拠点とするマルチプラットフォーム・オンラインメディア企業 IDN Media は8日、East Ventures、Sinar Mas、日本のヤフーのジョイントベンチャー EV Growth がリードしたシリーズ C ラウンドで資金を調達したと発表した。このラウンドには、Charoen Pockphand 氏の True Digital & Media Platform と、LINE の企業投資部門である LINE Ventures Global Fund が参加した。IDN Media はシリーズ C 出資が、読者のグロース加速を狙ったものであると述べている。同社は今回の調達がプロダクト提供やテクノロジーを前進させると考えており、まずローカル市場から着手する予定だ。

IDN Media は2014年、インドネシアのスラバヤで Winston Utomo 氏と William Utomo 氏の兄弟により設立。同社のミッションは、インドネシアのミレニアルや Z 世代の声を代弁する、正確で前向きな情報へのアクセスを民主化することだ。現在、メインのオンラインメディア「IDN TImes」、女性向けメディア「Popbela.com」、母親や子供を持つ親向けメディア「Popmama.com 」を運営。そのほか、料理動画チャネル「Yummy TV」、コンテンツソリューションの「IDN Creative」、イベント管理サービス「IDN Event」、インフルエンサー管理プラットフォーム「IDN Creator Network」も提供している。同社によれば、これらおプラットフォームの月間ユニークユーザ数は5,000万人に上る。

IDN Media の創業者兼 CEO Winston Utomo 氏は、次のように語った。

シリーズ C 投資は我々にとって重要なマイルストーンだが、ミレニアルや Z 世代の声になるというミッションは道半ばだ。社会に前向きなインパクトを与える会社になるべく、精一杯努力を続けたい。

EV Growth のマネージングパートナー Willson Cuaca 氏も、この声明を後押ししている。

IDN Media は忠誠心の高いユーザを擁しており、さらに重要なことに、健康的で持続可能なビジネスを作り上げている。(Cuaca 氏)

今後は、より多くのブランドが読者と繋がれるよう、我々のプロダクトや技術を改善し続けることに注力する。それは最終的に、我々のビジネスを成長させることにつながるだろう。2019年は大変ワクワクさせられる年になると思う。(COO William Utomo 氏)

William Utomo 氏は、同社のクリエイティブチャンネルを通じて、2018年に200社を超えるブランドと協業したとしている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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