中国の共済保険スタートアップWaterdrop(水滴)、シリーズCラウンドで10億人民元(約156億円)を資金調達

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Waterdrop Mutual(水滴互助)
Image credit: Waterdrop(水滴)

ある中国メディアの報道によると、北京に拠点を置くインシュアテックスタートアップの Waterdrop(水滴)が、10億人民元(約156億円)を超える規模のシリーズCラウンドを終了した。

今回のラウンドは中国に重点を置く投資会社 Boyu Capital(博裕資本)がリードしたもので、他にも Tencent(騰訊)、CICC Capital(中金資本)、Gaorong Capital(高榕資本)といった著名な投資家が参加している。

Waterdrop 設立者 兼 CEO Shen Peng(沈鵬)氏が同社のグローバルパートナー会議で伝えたところによると、調達された資金は、健康保険に焦点を当てたチームの構築や、健康保険分野における人工知能(AI)アプリケーションの可能性を探るために使われるという。

Shen 氏は、Meituan-Dianping(美団-大衆点評)のフードデリバリービジネスを共同設立している。Shen 氏が2016年に同社を退社し設立した Waterdrop は、中国のオンライン保険市場最大級の規模へと成長した。3年前に設立された同スタートアップのオンライン共済プラットフォーム「Waterdrop Mutual(水滴互助)」の中国のアクティブユーザ数は7,000万人を超える。

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Waterdrop(水滴)設立者 兼 CEO Shen Peng(沈鵬)氏
Image credit: Waterdrop(水滴)

Waterdrop は共済プラットフォーム以外にも、保険サービスの提供や、重病治療のために経済的なサポートを必要とする人向けのクラウドファンディングプラットフォームの運営を行っている。

Bloomberg による4月下旬の報道によると、同スタートアップは3月に Tencent のリードで5億人民元(約78億円)規模のシリーズ B ラウンドを終了した直後、10億米ドルを超える時価総額で新たに資金調達を求めていたという。

中国では民間健康保険の加入者がほんのわずかしかおらず、従来の保険市場は一般市民に十分なサービスを提供できていない。保険関連のオンライン金融商品は需要にうまく対応しており、認知度が上がり国民の収入が増えたこともあり増加している。

中国のフィンテック大手 Ant Financial(螞蟻金融)も、収益性の高い中国の保険市場を注視している。同社が昨年10月にローンチしたオンライン共済プラットフォームは、4月末時点で約5,700万人のユーザを集めており、今後2年間でユーザ数3億人達成を目指している。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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