河野純一郎氏がANRIにGPとして参加ーークラウドワークスやラクスル、Mirrativなど投資実績【ショートインタビュー】

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写真左から:新たにGPとしてANRIに参加した河野純一郎氏、代表の佐俣アンリ氏、GPの鮫島昌弘氏

独立系ベンチャーキャピタルのANRIは6月19日、元伊藤忠テクノロジーベンチャーズで投資活動を手がけた河野純一郎氏がジェネラルパートナーとして参画したことを公表した。

河野純一郎氏は2002年からジャフコで投資活動をスタートさせたベンチャーキャピタリスト。国内の未上場企業への投資やファンドの募集などを手がけ、2008年から伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(以下、ITV)に参加。在籍期間中にはクラウドワークスやFringe81、ラクスル、メルカリ、Mirrativ、ヤプリなど有力なテクノロジー系スタートアップの支援にあたった実績を持つ。支援社数は累計で28社、投資総額は50億円にのぼる。

ANRIは2012年に開始した独立系ベンチャーキャピタルファンドで、これまで1〜3号のファンドを組成し、累計で100億円の資金を創業期スタートアップに投資している。インキュベーション施設を渋谷と本郷で運営しており、今年6月には渋谷に構えていたインキュベーション・ビルの正式公表もしている。本誌では河野氏に今回の参画にあたってのショートインタビューを実施した(太字の質問は全て筆者、回答は河野氏)。

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河野氏と佐俣氏はSchooへの出資がきっかけで協力関係を深める

ITVでの投資実績も知名度もあり、十分に独立という選択肢もある中、ANRIへの移籍を決めた。どういう立場で仕事に臨む

河野:立場的にはジェネラルパートナー(GP)として投資ならびにファンド経営を担います。正確には現在準備中の次期ファンド設立後にGPとしてコミットする予定です。

投資については、ANRIの得意とするシード投資はもとより、シードで出資した支援先のシリーズAへの進捗サポートやフォローオン投資に加え、シリーズAエントリーの投資を担当していきます。ANRIが蓄積してきたシード投資の知見と、河野が経験してきたシリーズA以降の投資の知見を融合することで、シードからレイターステージまで一貫して支援できる体制を作るのが狙いです。

参加することで、ANRIとして支援する起業家の投資ステージに広がりがでる

河野:はい。起業家の挑戦をシードからレイターまで、長期にわたり一貫して支援できるファンドに進化させていきます。スタートアップエコシステム全体としては資金の供給量が増え、未上場段階での数十億円単位の調達も可能となりました。ITV時代にも大きな挑戦に向け、ラウンドを重ねていく支援先が多く存在しましたが、ファンド規模から投資金額の限界が決まってしまい、その挑戦を継続して支援できないことに申し訳なさともどかしさを感じることもありました。

ベンチャーキャピタリストを志して以来、いつかはと考えていましたが、「独立」という手段の目的化ではなく、自分がやりたいこと、成すべきことを考えた結果が、ANRIへの参画になった、という次第です。

一人のベンチャーキャピタリストとして、成すべきと考えていることは

河野:2002年にVC業界に足を踏み入れて17年です。課題先進国である日本において、起業家の課題発見力や課題解決力をエンパワーすることで生み出される力をみてきました。私もまた、40歳にして新たな環境で新たな挑戦をすることになりました。

これまでの経験を活かし、これまで以上に起業家の方々の役に立てるよう精進し、我々の子供たちの世代、孫たちの世代が誇れる日本を一緒に創りたいと思っています。

ややテクニカルな部分について。河野さんの支援スタイルは「極めて目立たない」という印象があった。今後そのスタンスは変わるのか

河野:特徴や傾向がない、というのが特徴かもしれません(笑。特化するほどのバックグランドもある訳ではないので、あまり自分の仮説を持ちすぎず、ニュートラルかつフラットに起業家の想いや事業仮説を傾聴し、その描く世界の実現をサポートしたいと思ったら投資をする。

甘いと思われるかもしれないですし、つまらないと思われるかもしれませんが、それだけなんです。

ありがとうございました。ご活躍期待しています。

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