東南アジア最大の子育て女性向けコミュニティ「theAsianparent」、シリーズCで数千万米ドルを資金調達——アジアとアフリカで事業拡大へ

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シンガポールの theAsianparent のチーム
Image credit: theAsianparent

母親や保護者向けのコミュニティ、コンテンツプラットフォームでは東南アジア最大手の theAsianparent は、家族に特化した多国籍企業の Fosun(復星国際)がリードしたシリーズ C ラウンドで「数千万米ドル」を調達した。なおこのラウンドは応募者過多となった。

中国最大のオンライン小売業 JD.com(京東)、東南アジア・中国ファンドの ATM Capital、グローバルオルタナティブアセット管理会社 Redbadge Pacific、さらにシリーズ B の既存投資家である Global Grand Leisure や WHG Capital もこのラウンドに参加した。

theAsianparent では、今回獲得した資金をアジアおよびアフリカでの新規市場参入に活用する意向があるほか、最近ローンチした携帯アプリをさらに開発する計画もある。

同社の事業は子育てブログから始まり、その後、アジアの女性のためのコンテンツやコミュニティプラットフォームに特化した多国籍テック企業、デジタルパブリッシング企業に進化した。東南アジア、インド、アフリカに2,350万人超のユーザを抱える。他に、Asian Money Guide(女性向けのパーソナルファイナンス、キャリアポータル)、HerStyleAsia(アジアのエンターテインメント、スタイル、カルチャーに関する流行コンテンツの配信)、Nonilo(食品、住宅、日曜大工のライフスタイルハブ)もパブリッシュしている。

2018年9月には、携帯アプリもローンチした。コミュニティ主導型のプラットフォームとして、保護者や親になるカップルに生活の知恵や支援ネットワークを提供している。アプリに含まれるその他の機能としては、東南アジアに住む専門家が書いた記事のまとめ、乳児の成長やマイルストーントラッカー、写真ブースにフォトエディター、さらに保護者が参加し学ぶことのできるコンテストやアンケートなどがある。

同社の従業員は設立以降、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナム、香港、スリランカ、インド、台湾、日本、ナイジェリアなど12ヶ国・地域の180人まで拡大した。

theAsianparent 設立者兼 CEO の Roshni Mahtani 氏は次のように話している。

この数年で、当社は子育てブログから12ヶ国に拠点を構える多国籍企業に成長しました。コンテンツプラットフォームからソーシャルネットワークへの移行は大変でしたが、アジアそして世界の保護者のための主要な情報ソースとしてサービスを提供する企業に向けて成長が加速しました。変わらないのは、私たちがアジア的な観点から子育てに注力していることです。

Fosun の VC 部門である Fosun RZ Capital の Wilson Jin 会長は次のように述べている。

東南アジアの人口構造は総じて若く、大半の国で高い出生率を維持しています。東南アジアにおける妊娠・子育ての大手コミュニティとして、theAsianparent はこの地域の若い母親からの信頼を獲得し、今では巨大な商業スペースを有しています。この数年間で、事業開発および製品向上の点で力のあることを完全に証明してくれました。それは、この上なく起業家的なチームです。(中略)

theAsianparent は、この地域における母親および乳児のセグメントで最大のコミュニティとトラフィックを有していますが、ポートフォリオに同社が今回追加されたことは戦略的、かつシナジーがあります。Fosun のエコシステムとより深く協業することにより、会社の成長を加速させ、提供範囲を広く深く拡大させるために取り組んでいきます。

theAsianparent の親会社である Tickled Media は昨年5月、現地のレジャー・旅行サービス企業の Global Grand Leisure がリードする資金調達ラウンドで670万米ドルを調達した。シンガポールを本拠とする VC 企業の Mountain Pine Capital のほか、Tickled Media の既存投資家もこのラウンドに参加した。

Tickled Media は2015年にも、Vertex Venture Holdings から数百万米ドル規模の資金を調達していた

【via e27】 @E27co

【原文】

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