Go-jek、インドネシアでゲームプラットフォーム「GoGames」をローンチ

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インドネシアのユニコーン企業 Go-jek が「GoGames」をローンチした。GoGames ではゲーム用クレジットのチャージ、ゲームに関するトレンドや攻略情報の入手、インフルエンサーやプロフェッショナルからのコンテンツの購入を行うことができる。

GoGames はインドネシア版の Go-jek アプリに連携されており、支払い、機能、コンテンツの3分野に重点を置いている。

GoGames Top-up を使うと、様々なゲームのゲームクレジットやバーチャルアイテムを購入することができる。また、プロモーションや割引、クーポンが用意されているだけでなく、ゲームのチャージに対するキャッシュバックなど、GoPay の特別キャンペーンも実施されている。

一方、GoGames Recipe ではプレーヤー向けのヒントや攻略法、国内・国外のトーナメントに関する情報が提供されている。

キュレーションメディア方面では、GoGames TV でインドネシアのプロゲーマーやユーチューバー、e スポーツプレーヤーのコンテンツを提供している。

Go-jek は現在進行中のシリーズ F ラウンドで25億米ドルの獲得に向けて動いているが、GoGames でサポートするタイトルや、他の国でも GoGames をローンチするかどうかについては言及していない。

Go-jek は GoGames をローンチする前から、GoPay と Codashop、Unipin、Tencent(騰訊)との提携によるゲーム用クレジットのチャージでゲーム業界に参入を果たしていた。Go-jek によると、1年前にチャージ機能を導入して以来、GoPay の1ヶ月あたりの取引額は40%増加したという。

Go-jek の共同設立者 Kevin Aluwi 氏は次のように語った。

「イノベーションを続けてユーザの皆様により多くのメリットをもたらすことこそが Go-jek の DNA に刻みこまれたポリシーです。インドネシアで急速に発展しているゲーム業界とeスポーツ業界に対しても同じ考えを持っています。」

Pokkt とDecision Lab、Mobile Marketing Association が2018年に実施した調査によると、インドネシアのモバイルゲーマーの数は6,000万人を超えており、2020年までには1億人に達すると見込まれている。

今年初めには Go-jek の投資部門である Go-Ventures が、インドに拠点を置く Mobile Premier League の3,550万米ドル規模の投資ラウンドをリードしたMobile Premier League はゲームトーナメントと配信の世界的プラットフォームになることを目指している。

インドネシアのメディア企業 IDN Media も最近、ゲーム業界の盛り上がりに乗じるべく、マルチプラットフォーム e スポーツ企業 GGWP.id買収している。昨年には、インドネシアのコングロマリット Salim Group が e スポーツ興行企業 ESL とパートナーシップを締結したことで、インドネシア国内でゲームトーナメントを開催できるようになった。

JKT48 を迎えたジャカルタで開催された「GoGames」のローンチイベントの様子

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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